悪夢の日 4
遅かったのか、、僕は肩を震わせた。押し倒された時に感じたぬくもりは気のせいじゃない。確かに体温はあった。でも、、触れられない。
「ユナ」
ユナは何事もなかったように部屋から顔を出した。
「はーい」
「お前、死んだのか?」
率直に問いただしてしまった。焦ってるな、くそ、、もっと他にもいい方法があった。いやこれできっと良かった。はず。
一瞬の間の後、ユナは笑みを浮かべた。
「うん。死んじゃった。あはは、、でも聞いて、私普通に大丈夫! どうせこうなる運命だったし!こうして私でいられること、お父さんに感謝しなきゃだよ!」
「なんでさっ」
「悪いが、時間がない。さっき言った通りな。選びなさい。リリック・リーガン。お前には2つの道がある。生きて一人で迫害されるか、死んで私たちと戦争に参加するか。」
これ以上の説明は不要だ。というように父は僕の声を遮った。その声は有無を言わさない響きがあって、僕は思わず口を閉じた。意味が分からん。何もかもが分からない。ただ一つ言えることは、、
「お前と一緒に暮らすだなんて、まっぴらごめんだ。」
「え、、」
「そうか、仕方がない。」
父は、寂しそうに目を伏せた。
「来世で会おう。リーガン・リリック。おいで。ユナ」