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リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
昇級試験編
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秋の終月の二十七日

 今日は風がとても強くて、呼吸法が乱れて困った。それじゃいけないんだろうけど、やっぱり落ち着いて息が吸いにくい感じになる。こういうときはいっぺん呼吸を意識することもやめて目をつぶり、自分の内側に意識を集中する。

 外からではなく内側から呼吸を意識し直すのだ。

 ゆっくりと空気を満たし、押し出してゆく。

 甘い新鮮な空気とざらついた古い空気を取り替える。それは同時に魔力を取り込み、練り、解放してゆく流れに重なる。

 解放する魔力を調えるのが術で、解放された魔力が術に従って変化をおこすことを魔術という。

 いつもより随分時間をかけて集中して、なんとか修練をこなす事はできたけど、髪がぐちゃぐちゃになってしまった。

 検討会や刺繍はいつも通り。

 最近は夕食後の刺繍の時に、アリアも帽冠の刺繍をしている。

 宮廷での風邪の流行は結構ひどいらしい。

 国務大臣が熱を出して寝込んでおられるそうだ。王太子様にうつったりしないといいと思う。

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