秋の中月の二十三日
服喪の三日目。
今日が服喪の最後の日だ。
服喪と言っても結局のところ、大人しく普段の課業をするだけなんだけど。
次の昇級試験では、私とマリーダが上位を、イリアが中位を受験する。リリーナは準備がまだ出来てないので受験しないし、アリアは結婚するのでもう昇級試験は受けない。
そろそろ真面目に受験準備をするべき時期なのだけど、なんだか今ひとつ意欲的になれずにいる。
たぶん大変だった光の宴が終わって燃え尽きちゃってるのもあるんだろう。
私以外のみんなもちょっと意欲に欠けちゃってるみたいなんだけど、一人リリーナだけは遠隔魔術の研究に余念がない。どうやらハマっちゃったというか、面白くなってしまったみたい。
確かに応用範囲の大きい術だとは思う。
それでアジャの話を聞きたがるので、アジャが仕掛けたいたずらの話なんかをすると、やたらと面白がっていた。
アジャは男子部に出入りすることも多かったので、あっちの連中とやらかした話なんかもある。そんな話で盛り上がっていたら、アリアにたしなめられた。
「あの子はあくまで例外だから。かなり規格外だから。同じことをしようとは思わないでね。」
確かにそうだけど、真似なんかやりようがないんじゃないかな。




