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秋の中月の十二日
今日は中庭に飾っていた晶灯のリボンをすべて回収して、点検した。作業しながらもみんなで歌い、ついでにタイミングを確かめる。
練習しているというよりは、なんだか癖になってしまっているみたいだ。
リボン以外の晶灯や布も回収して、使う場所ごとにきちんと箱に収めた。飾り付けのための荷物は間違いのないように、札をつけてまとめて置いておく。
こういうことに「適当」を採用するとひどい目に合うということは知っている。今年は「適当」の失敗にさらなる「適当」をぶつけて帳消しにしてくれるアジャはいない。なので手順は考えに考えて、きちんと定めた。
きっちり準備を終わらせるのには結構かかった。髪飾りはこういうときもつけていて、かんたんな連絡に使う。ある程度使い慣れていないと、とっさの役にはたたないから。
明日の大広間の飾り付けのお手伝いでも、髪飾りは役に立ってくれると思う。




