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秋の中月の六日
人数が増えるとやっぱり色々大変になってくる。
まず女官の皆さんに晶灯のリボンの扱いを覚えてもらうところから始めた。まあ、そこはそんなに難しくはない。原理は塔の壁灯と同じだから。
それから曲のタイミングに合わせての点灯、消灯の練習。
やっぱり正門の窓の係は難しいみたい。
そしてやっぱりみんな無意識に歌うようになってくる。
それでも朝から頑張ってもらったおかげで、日暮れには形になりかけてきた。
巻き込んで申し訳ないのだけど、皆さん笑って付き合ってくださるので助かる。
本当にありがとうございます。




