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秋の中月の二日

 何とか担当が決まった。

 マリーダとリリーナが正門。

 アリアが西。

 レイラが東。

 放射状のリボンと後方がイリア。

 そして私は楽師のそばに控える。

 私の役目は必要なら楽師とタイミングを図って指示を飛ばすことで、こんな重い役目はぜひとも年長のマリーダかアリアあたりに譲りたかったのだけど、よんどころない事情で引き受ける羽目になってしまった。

 要はアジャを抜かすと私が一番連動魔術が得意だったのだ。

 もちろんあまり複雑なことはできないけれど、魔法陣を仕込んだ晶鈴を鳴らすぐらいなら出来る。

 晶鈴はお揃いの髪飾りにつけて右耳の後ろにつけることにした。かなり騒がしくなる宴の会場でも、なんとか聞こえるのではないかと思う。頼ってばかりで悪いけど、他に頼める人もいないので晶鈴はルイに頼んだ。

 明後日には用意してくれるらしい。なにかお礼を考えないと。 

 晶鈴は魔力を送り込むと一定の音を鳴らすように調整された晶石です。

 小さな音を鳴らすためのものであれば、晶灯と同じくごく小さい晶石で作ることができます。

 使いみちが限られるのであまり一般化はしていません。

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