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春の中月の三十日
オフェリアとたくさん話した。
オフェリアから聞く話は、レティから聞いていることと同じことも違う事もあった。
例えば、ヘスティアのこと。
レティとヘスティアの折り合いはあまり良くなかったのだそうだ。
ヘスティアは元々塔に入る予定ではなかったらしい。
それが何か家庭の事情で急に塔に入ることになったそうだ。
中級初位をとっても実際に塔に入る者ばかりではない。
塔に籍だけおいて女子部に入らない者は珍しくないのだ。
塔に入る者と入らない者に何か対立があって、それはそれなりにおさまっていたのにヘスティアが塔に入ることになってかなり浮いていたらしい。
それは、その状況で事故死なんてされれば、確かにいっそう気に病んでしまいそうだ。
オフェリアも、あまり言いたくないけど一応耳には入れておきたいと言う感じで、多くは話してくれなかったけど、参考になった。




