表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/407

秋の初月十四日

 女官詰め所に預けた刺繍が出来てきた。さっそく晶灯を縫い付けていく。マリーダとアリアは踊り手の衣装の方に掛かりきりになっていた。

 晶灯はすでに千個を超えている。買えばさすがにすごい値段になっただろうけど、ルイが預けたお金で上手く晶石を買って作ってくれているのでなんとか数を揃えることができた。その分働き通しになったルイには申し訳なかったけれど。

 普通よりはかなり小さい晶灯だけど数が数だ。全部まとめて点灯したら昼のような明るさになると思う。

 次の課題はその明るさの調節だ。

 光の宴というのはあくまで月夜に楽しむ光であって、別に夜を欺きたいわけではないのだし。

 実際に正門前の広場で実験できれば簡単なのだけど、そういうわけにもいかないので、塔の中庭での実験で感じを掴まなくちゃいけない。

 これから寝不足になりそう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ