表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
二人の花嫁編
190/407

春の初月の二日

 昨日と違ってのんびりした日だ。

 リリーナとイリアは昼から実家に帰ってしまったので、今夜の談話室には私しかいない。

 ちょっと、かなり寂しい。

 なんだかくつろげなくて、早々に自室に引き上げてしまった。宮廷のおかあさまの部屋に行ってもいいんだろうけど、おかあさまは忙しいのでどうせいない。おとうさまもにいさまもどこに今いるのかはわからないし、特に会いたいわけでもない。

 無意味にウロウロするぐらいなら、塔の方が落ち着く気もする。

 自室にいる分には一人なのが当然だから、まだくつろげる。

 それで自室で本を読んだり刺繍をしたりして過ごした。

 いつだったか送ってきた、アジャからの紫の糸を眺めて何を縫おうかと考えたりするのはちょっと楽しい。

 本当の取っておきに使いたいんだけど、いったい何なら本当のとっておきと言えるのだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ