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冬の終月の二十七日
今日は女官の皆さんの手伝いで大広間の準備を手伝った。
シャンデリアの水晶も、まじものののっているのを含む、ひびの入ったのはよけて、全部取り付けた。避けた数が結構あったので少し足りなくて、目立たないように何箇所かとばせておいた。
天井に上げてしまうと全くわからなかったし大丈夫だと思う。足りない分は発注するそうだけど、新年にまにあうわけがないし。
お茶の時にでた焼き菓子がびっくりするほど美味しかった。
見た感じは手のひらくらいある薄い焼き菓子なんだけど、パリっとしていて、特にうえにシャリッと甘い部分があって、口の中にとてもいい香りの甘みが広がるのだ。
これがアジャの葉茶とすごく合う。
ぜひ作り方が知りたい。