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リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
二人の花嫁編
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冬の中月の九日。

 今日はかなり刺繍を頑張った。

 私は今日から金糸を刺し始めた。

 白の刺繍はもうかなり進んでいて、ふんわりと花嫁の顔を隠せるぐらいになっている。

 アリアの帽冠もあと少しだ。

 午後から珍しく塔主さまが戻られた。何か調べ物をしておられるらしくて、アイラさまと一緒に書庫にこもっておられるみたい。

 夕食の時にお二人のための軽食を運んで行くのを見かけた。

 夕食が終わって談話室に戻る頃から雨が降り始めた。じんわりと冷たい湿気が入り込んで来て、急に冷え込んでくる。そういえばもう冬も中月だ。

 もう少ししたら二人も減ってしまうのだと、不意に意識してしまった。

 しっかりしなきゃ。

 今はそんな暇ないんだから。

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