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リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
二人の花嫁編
136/407

冬の中月の八日

 宮廷には行かなかった。朝から兄が来たからだ。

 私が昨日聞きつけた噂を知っていて、しかも噂が出回った原因も突き止めていた。

 スレイアさまのサロンでは風邪は流行っていないそうだ。

 こんなこと言っちゃうのもなんだけど、スレイアさまのサロンなんて、対策の優先度は決して高くないはずだ。むしろ陛下のおそばに風邪を持ち込まないために、こんなときは集まりを控えるのが当然だと思う。だって本当に何の重要性もない集まりなんだもの。まさかこんな時に噂話のためだけに集まるような馬鹿な事をしているなんて。

 いや、結果的には問題はなかったのだ。

 だって、風邪が流行ってないんだから。

 ただ、普段なら埋もれてしまうスレイアさま界隈からの噂が、それを否定する人間がたくさん抜けたことで、広まってしまったのだ。

 やっぱりなんだかもやっとする。

 この風邪はあまりにおかしい。 

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