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リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
二人の花嫁編
133/407

冬の中月の五日

 国務大臣夫人の葬儀が明後日に決まった。

 風邪のさらなる蔓延を防ぐため、当日の国務大臣邸には塔から人員を送って、病の浄化や結界などの対策を行うことになった。

 流行病の折なので、基本的には手紙のみでの弔問ということになっているけれど、それでも人の出入りは増えるし、親しい人は直接弔問に来る者もいるだろう。

 何と言っても風邪なのだ。

 国務大臣夫人以外には死者も出ていないし、手紙のみの弔問を徹底させることは難しいだろう。

 王太子さまの病状は落ち着いたそうだが、なにせ熱の長引きやすい風邪なので、大事を取るようにはなさっているそうだ。

 兄も動いているみたいだけれど、細かいことまではわからない。

 エドもまた、宮廷に詰めっぱなしになっている。

 やはり王子であるエドの存在は、ただの臣下とは重みが違うし、王太子殿下の代理として誰よりもふさわしい。

 レイラとアリアがそれぞれ帽冠コルノの刺繍を仕上げた。

 アリアのベールも頑張ろう。

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