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リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
二人の花嫁編
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冬の初月の二十六日

 レイラが面白いことを言っていた。

 庶民には風邪はたいして流行っていないのだそうだ。

 普通、流行病というものは庶民、特に都市部の貧困層に大きな打撃を与えることが多い。

 衛生も栄養も居住環境も、全て条件が悪いからだ。

 特に狭い場所に密に居住するとあっという間に蔓延するものだけど、貧困層でも例年程度に流行っているだけだという。

 だからどう、という話でもないのだろうけど、ちょっと引っかかる。

 それで、アマリエ様にベールのことを頼むついでに、兄を見つけて話してきた。こういうことを調べるのは兄が得意そうだし、まだ塔主さまにお話するほどの形はない。兄も気になったようで、調べてみると約束してくれた。

 帰りに宮廷の結界の様子を見たけど、なんとも言えない。

 宮廷の結界なんてしょっちゅう揺れているものだし、そうじゃないとそれはそれで不便だったりもするものだ。

 塔の結界は宮廷よりははるかにしっかりとしているけど、これだっていつも通り。

 考え過ぎならいいんだけど。

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