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リアーナ=エリシアの日記  作者: 真夜中緒
昇級試験編
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冬の初月の十七日

 今日は呼吸法だけやって、あとはとにかく刺繍をした。もうすぐしたらもう一枚のベールも届くので、できるだけ早く仕上げてしまいたい。

 かと言って焦って失敗するわけにはいかないから、そんなに早くはすすまない。落ち着いてとにかく丁寧に仕上げてゆく。

 久しぶりの刺繍は新鮮な感じで、思いのほか集中できた。

 布が薄すぎて気は使うけど、ベールの刺繍は実は嫌いじゃない。頑張るかいがあるというか、花嫁姿を彩るベールを想像するのがちょっと楽しいので。レイラをうんと素敵に見せてくれますように。幸せをもたらせますようにと祈るというより念をこめながら縫う。

 そのレイラもそろそろ戻ってくるそうだ。

 刺繍は忙しかったけど、久しぶりの普通の日だった。

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