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秋の初月四日

 ルイの案を踏まえた上で、どういう演出にするかみんなで話し合った。感謝祭は塔で学ぶ女子の晴れ舞台だ。様々に外部に協力おする男子と違って女子にはあまり活躍の機会がない。せめてこの感謝祭の演出が腕の見せ所になる。

 晶灯を使うなら派手な光の飛沫なんかは無理だ。咲いては消える光の花も難しいだろう。

 「いいんじゃない?」

 マリーダがいう。

 「派手すぎないほうがいいって意見があるんでしょ。なら、感謝と祈りの光って感じでちょっと静かで暖かい感じを狙ってみるとか。」

 それはありかもしれない。

 「派手な光でなくていいなら、薄手の布をかけて色を変えたりできるんじゃない?」

 レイラもそんなことをいいだした。早速その辺の晶灯に適当な布を被せてみる。いけるかも。

 アジャが塔に入る前は、夜の宴は普通に灯りを灯し、簡単な魔術の演出や音楽で楽しむものだった。それに比べればこの方法はずっと大掛かりだ。うまく行けば派手ではなくても美しい景色を作れると思う。そう信じたい。

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