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冬の初月の六日
今日は朝食にタラの卵の燻製がでた。
適当に切って、芋をミルクで煮込んだのに入れてさっと混ぜて、青菜とパンを添えて食べる。
これ、アジャが好きな献立なのだ。
あとは燻製だと腸詰が好きらしい。
まあ、何が出てもたいてい文句を言わずに食べるんだけど。
他の国では食べる物も変わるらしいから、今頃何を食べているのかということはちょっと想像もつかない。
そもそもどこにいるのかもよくわからないぐらいだし。
変なものを食べてお腹を壊したりしてなきゃいいけど。
今日もとにかく修練。
今からできるのはもう、修練をきっちり重ねて少しでも精度を上げることくらいだ。
そして合間にアジャのお茶。
できるだけ残りの日にちの事は考えない。だって焦ってしまうもの。
とにかく一つづつきちんと重ねていこうと思う。