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出生の秘密。

 私の日記を読んでくださってる方なら、「うんうん」とうなずかれるかも知れませんが、私はよく友人などから変人扱いされています。あと面白い顔をしてるとも言われます。もちろん、日々一緒に暮らす家族からも「なんでそうなん」とか「おもろい顔して何言うてんのん」など、よくバカにされるのですね(汗)

 まぁ、変わっているとこは多少は認めますけど……。それでですね、このような人となりになったのは、先日実家に帰った時のふとした母親の一言から判明いたしました。それは母親と一緒に食事をしていた時、私がむしゃむしゃとご飯を食べてると、隣で嫁さんがクスクスと笑っているのです。「どうしたん? 何笑ってるの?」と母親が嫁さんに聞くと、「いやぁーお母さんの前で失礼だと思うのですけど、この人本当に面白い顔してご飯食べてるなぁと思って……」全く嫁さんは生みの親に向かってなんちゅうこと言うねん。常識で物言えって思いました。ところが、そしたら母親も「そやろー、この人は生まれる時に可哀そうな事があったんや」可哀そうなことってなんやねん? そんな話、聞いたこともないし初耳ですわ。「この人、産むときに難産やってね。お医者さんからは母親の命取るか子供の命取るかって言われるぐらいやったの」嫁さんは母親の話を「うんうん」と興味深く聞いております。私も自分の出生の事なので真剣であります。「それでもねぇー名医と評判の産婦人科の先生なので、なんとかお腹から出てきてくれたのだけど……」そこで母親はいったん話を止めますわ。だけど、「何やねん?」と私が我慢ならずに母親に聞くと、「うん、おぎゃーと産声あげへんかったの」なんでも赤ちゃんは産まれてすぐに産声をあげないと呼吸してないかも知れないので危ないのだそうです。「それでね、お医者さんはあわてて、あんたの顔面を何度も平手打ちしたんよー。それは、もうお母さんが見てられへんぐらい何度も何度もあんたの顔をはたいてはったんよ。そしたらね、やっとのことで産声あげたんよ」それを聞いて嫁さん、味噌汁吹いてました(涙)「そっかぁ、それでこの人の顔、その時の衝撃で変形したのですね」だって……。変形ってそこまで歪んでへんわ。

「それとね、この人、時々変な事言うやろー」続けて母親はまたまた衝撃的な事実を話だします。「この人ね、一歳の時にお父さんの自転車の前かごに乗せられて買い物にいったんよー。その時に車が飛び出してきたのでお父さんが急ブレーキかけたのよ。そしたらこの人、自転車の前かごから飛び出して頭から道路に落ちたんよ。それからかな」だってよ。そんなん初めて聞いたわ(涙)

 自分はずっと宇宙人に連れ去られてからだと思っていただけにショックですわ(泣)

 

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