第83話:大会当日
パソコン治りました。
それなのになぜ遅れたのかと? うれしさのあまり、時間を忘れてマイ○ラしてしました。本当に申し訳ございません。(土下座)
大会当日
とうとう迎えてしまった。俺はエリラ、サヤ、リネアと共に大会の集合場所となっている闘技場前に来ていた。
大会の参加者だろうか? 闘技場前ではウォーミングアップをしている者などがちらほらと見受けられる。
結局……あの後、特にコレっと言った進展はなく。ナルシスト野郎や縦ロール、ウグラたちからちょっかいがかかることはなかった。
ただ、この大会中、今言ったメンバーは俺らを目の敵にしている可能性が高い。特にウグラは嫌な予感がする。結局あの薬みたいなのもわかっていないからな。
もっとも、俺らも黙って行くつもりはない。あいつらには悪いが、サヤやリネアには出来る限りの知識や技術を与え、万全の準備をして迎え撃たせてもらう。
「ところで予選って何をするの?」
「……分からない……ただ、去年は4人一組でバトルロワイヤルを行った……」
俺の質問に、前年度参加者であるサヤが答えてくれた。
この大会中、木剣以外の武器は禁止。ということは必然的にサヤは素手での戦闘となる。まあ、それで去年は優秀者として表彰されているんだからすごいよな……。
サヤはこの2週間で風魔法を取得し実践にある程度使えるまでになった。風魔法と格闘のコンビネーションはかなり強力だった。
「毎年予選は違うそうですよ」
そう言ったのはリネアだ。いつもは、自然のままにしている薄紫色の髪を、今日は後ろで束ねポニーテールにしている。
リネアはステータスの大幅な向上は無かったが、スキルや魔法式では飛躍的に向上した。
どんなに成長したかは大会での楽しみとしておこう。
「それにしても結構な数がいるね……一体どれくらいの人がいるんだろうね」
エリラが俺の傍で辺りをキョロキョロと見渡している。確かに多いな、確か本選出場者は32名。3回勝てばいい。表彰されるのはベスト4進出者と、ベスト8で敗北した人たちで行われる敗者復活戦で勝ち残った一人の計5名だ。
確かに多いな。今の会話の間にも参加者らしき人たちがゾロゾロと集まってくる。
「戦闘民族じゃあるまいし、そんなに出たいのか……」
「……国の偉い人も見に来る……スカウト待ち……」
俺がボソッと呟いた言葉にサヤが反応した。
「スカウト待ち?」
「……そう……強いことが証明されれば……騎士とかになれる……」
「へぇ……じゃあ去年はサヤさんにも声がかかったのですか?」
「……断った……」
断ったのか、まあサヤはそんなことにあんまり興味無さそうなイメージがあるし、ある意味納得かも。俺は……まさか来ないよな……いや、来そうで怖い。
あっでも、ハヤテ一発殴りたい。
「参加者の皆さんは集まってください!」
そうこうしているうちに、アルゼリカが闘技場の入り口から出て来て参加者に集合をかけた。てか、あんたが呼びかけるんだな、実行委員とかいるでしょうに。
参加者が集まってくる中、特待生組とも出会うことが出来た。
最初に会ったのはシュラとカイト。その後ローゼ、セレナ、テリー、ネリーの順番で合流をした。ローゼと会ったときはゼノスさんとも再会することが出来た。こっちの世界では2か月程度のことだが、俺からしてみれば7年ぶりの再会だ。
再会した時にゼノスさんが最初に放った一言は
「ふふ……もうエリラさんと熱い夜を過ごしましたか?」
だった。この人はいつ会っても変わらなさそうです。
「なんでそうなるんですか……」
俺は呆れ顔で言い返した。
「いやぁ、折角お二人とも同じ年になったのですから、あんなことやこんなことを」
「いや、何のことですか一体……」
「あんなことやこんなこと……うぅぅぅぅ……」
俺が平静を装いながら会話をしているが、後ろにいたエリラはゼノスさんの言葉から何を連想したのか、急に顔を赤くして俺の背中に顔を埋めた。まあ、何を想像したかは大方見当がついているけど。
「まあ、元気そうでなによりです」
「うふふ……子供の顔が楽しみですね……名前はなんでしょうか?」
「あの……いつまで続けているのですか?」
「子供……あうぅぅ……」
アレ? この人ってこんなにマイペースな人だったっけ? あと、落ち着けエリラ。ゼノスさんの勝手な妄想に釣られるな。
「それより、もう説明が始まりますよ」
「そっちが言い出したのに捨てた!?」
結局、ゼノスさんに散々弄られただけで終わりました。
ちなみに、従者が主人の背中に顔を埋めると言う行為は普通ありえないので、周囲は一時騒然としていました。
前書きにも書いてあった通り、PCは無事に帰ってきました。
けど、なんかどこも物理的には壊れていなかったみたいで、若干不安が残ります。
しかし! 更新はこれから頑張って行きますよ。もうこの章の大まかな流れはすべて決まりましたので、あとは書くだけです。
ただし、語彙力が低いので言葉が中々出て来ません orz
が、頑張ります!




