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【異世界転生戦記】~チートなスキルをもらい生きて行く~  作者: 黒羽
第2章:魔法学園・魔闘大会編
84/270

2015年:振袖

明けましておめでとうございます。


今年初めての投稿です。と言っても本編ではなく、クロウとエリラのお話しなのですが。


 ※この回は本編とは殆どかかわりがありません。

  本編だけ見たい方は次へとお進みしても問題ありません。


 2015年

 1/13 誤字を修正しました。

「こうやって………出来た」


「こ、これなに……クロ?」


「これは振袖っていう正月に着る服だよ」


年が明けた今日の朝、俺は自分の部屋でエリラに振袖を作って着させていた。

振袖の作り方は歴史の勉強をしたときに少しだけ触れた記憶を頼りに作った。正直スキル無しでは無理でした。


えっ、着替えさせたってことは……はい、そうですほとんど見ました。もう俺のキャノンが発射しそうで怖かったです。だってあちらこちら触らざる得ない(以下自主規制)


※エリラ本人は触られて満更でも無かった様です。

※エリラの胸は………すごく……大きいです(確信)


着方はどこかで覚えていたのでなんとか出来ました。……俺って本当に無駄な豆知識が多いよな……。


「こ、これ動かしにくい……」


慣れない振袖に困惑ぎみのエリラ。トコトコと小刻みに歩いてくる姿が物凄く可愛いです。


コテッ


「えっ」


「あっ」


慣れない足取りだったので案の定、躓き前のめりになって倒れていくエリラ。そして、倒れていく先には……ザッツライト、俺が座っていました。

エリラの顔が俺の胸元に飛び込んできたのを、俺は自分も後ろに倒れることで衝撃を押さえた。

そして、華麗に俺は後頭部を床に強打させました。痛い。

何故でしょう、エリラの近くにいるとガリガリ寿命が縮まされているような気がします。


「動きにくい……」


「少しは我慢してくれ、折角可愛いんだから」


「そ、そう?」


エリラが立ち上がるのを手伝い、俺も立ち上がる。


まだ幼稚さが残ってはいるから可愛いと言ったけど、もう数年もしたら美しいに変わると思う。今でも綺麗と言ったら綺麗だし。


「あ、ありがとう……」


顔を赤らめながら素直にエリラは感謝をした。


「じゃあ早速皆に御披露目と行きますkーーー」


「待って!」


テリュールたちにも見せようと思い、部屋から出ようとしたとき、急にエリラが俺を止めた。


「ん? どうしたの?」


「………今の私って……綺麗?」


少し顔を下に向け、隠すような仕草で言った。唐突な質問に俺は困惑したが。


「綺麗だよ」


と返した。嘘ではない、実際可愛い中にも綺麗と思うこともああったし。


「じ、じゃあ行きたくない」


「? どうして?」


「……クロだけに……見てもらいたいから」


お湯でも沸騰しているかのようにエリラの顔が赤くなり、恥ずかしと言いながら、俺の背中に顔を埋めて来た。背中越しに彼女の暖かみが伝わってくる。


全く……そんなことを言われたらこっちまで恥ずかしくなってくるよ。


「じゃあ………しっかりと見せてよ」


「う……うん!」


その後、暫くの間俺はエリラの振袖姿を堪能しました。

エリラはクルクル回ったり、ポーズを決めたりなど、ファッションショーでもやっているかのようだった。

振袖を着ている間、エリラはずっと嬉しそうな顔をしてくれた。あんな顔を見たらやる気が溢れて来そうだ。頑張って作った甲斐があるもんだ。


さぁ、今年も頑張るとしますか

と言うことで新年一発目はどうでしたでしょうか?


最初は新年会みたいなのをやろうかなと思ったのですが、こうやって二人のやりとりを書く方が手が動きそうだったので、こちらを書きました。

量としては少ない目ですが、あま~いお話だったと思っています。


今年も頑張って行きますので、皆さん宜しくお願いします。

m(_ _)m

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