第7話:強襲
さぁ、戦うぞ! といいつつもあんまり戦闘回でもないのですが。
※8/11 誤字修正をしました。
※11/3 誤字を一部修正しました。
ここは大陸のとある所にあるとある集落。その集落はどこにでもあるような集落だった。そこに住んでいる種族は幸せとはいかないまでも平穏な生活をしていた。
だが、その生活は今日を持って潰えることとなる。
叫ぶ人々、燃える家々、地面には建物が崩れた拍子に潰されたのだろう死体が骨となって倒れている。その骨を蹴り飛ばしてしまってそこら中に散乱しているのだが。
「誰かバッカスを呼んで来い!」
「俺の妻がぁ! うわあぁぁぁぁぁ!」
「うぇーん うぇーん」
それはまるで地獄だった。だがその光景もこの世界ではありふれたことなのだろう。
―――20分程前
「魔石による防御強化か、クロウぶち抜けるか?」
「魔石による強度がどれほどかわからないのですが?」
本当は《神眼の分析》で大体の強度はわかっているのだが念のために聞いておく。
「そうだな……木に魔石ならどんなに行っても鉄程度の強度だろう。あれが人間族の城壁だったならもっと上だろうが奴らは魔力を持たないからそこまで強いのは作れないはずだ」
「わかりました」
「よし、クロウがぶち抜いた穴から中に入る。そっちの方がインパクトがあるからな、始めが肝心だ」
城門から入っても良さそうだけどな、まぁ俺もそれには賛成だ。なんだから入口付近が騒がしくなってきたのでさっさとやることにしよう。
「では……行きます」
俺が魔法を詠唱する。派手に行くという意味で今回は火と風の複合魔法を使おう。だけど今回はこの前の《炎風拳》とは性質の異なった魔法だ。
炎を囲むように中に空気を圧縮させる、これはスキル《空間魔法》の効果の一つだ。空間の空気を自在に操ることが可能となった。さらに空気中の成分も事細かに集めることが可能になったので大量の酸素を詰め込んでおく。
そう爆発を織り交ぜるのである。本当なら水素の方がいいんだけど水素使っちゃうと威力が跳ね上がるから危ないんだよな……。
こうやって出来上がった炎の球体は直径5センチほどの大きさだ。
「小さくねぇか?」
アレスが俺の作った火の球を見ながら言った。まぁ確かに小さいなでも問題ない。
「大丈夫ですって、では行きます―――《炎銃撃》!!」
小さな火の玉は時速150キロ程度で打ち出される《炎神魔法》に進化してからスピードがとんでもないことになってしまっている。これでも本当にギリギリまで抑えているんだけどな(加減スキル無しで)
そして丸太の城壁にぶつかると―――
―――ズンッ
お腹に来るような鈍い音が響いたかと思うと、次に来たのは熱風。思わず顔を隠してしまうほどの熱さである。
風が去った後に巻き上がる大量の砂煙。目と口を隠し入らないようにする。
やがて辺りが収まってきたので目を開けてみると……
「……なんじゃあれ……?」
そこには木に開いた穴……ではなく巨大なクレーターの穴が出来ているのでした。
俺はこの龍族の警備をやっている奴だ! 今日もばっちり警備をするぞ。
……と言っても俺がするのは門の警備だけだ。この集落から出るための唯一の門だ。周りは全部丈夫な城壁に囲まれているからな。
人族は大嫌いだがこれだけは正直助かっている。なんせ普通の武具じゃまず壊されないからな。しかも魔法強化のおかげで魔法にも耐性があるという素敵な城壁だ!
ん? あれは誰だ? ……あ、あいつらは確か裏切り者か! 急いで集落の奴らに知らせないと!
ん? あのちっこい奴は誰だ? もしかして前に子供にボコボコにされたとか誰か言っていたがそいつなのか?
……って うわっあいつの出している魔法ちっさwww 発火棒の方がまだ威力ありそうだぜwww
おっ、中々の速さで飛び出したなでもそんなちっこい炎ぐらいでこの城壁はやぶられないぜHAHAHA~
―――カッ
【龍族の集落の門番死亡】
死因:衝撃による全身強打
「……ありゃ?」
やりすぎた? あの城壁一部完全に吹っ飛んでいるのですが? クレーター作っちゃった。あーさすがの二人も唖然としている。うん思うよあんな小さな火の玉がどうやったらああなるんでしょうね、恐るべし空間魔法。
「……もうお前だけで国一個いけるぞ」
アレスがポツリと言う。その眼はもう唖然を通り越してどこか悟ったような澄んだ瞳をしていた。やだ怖い、あの戦闘狂はどこ行ったんだよ。
集落が騒がしくなってきた。ぶっ飛ばした城壁跡のところに武装した兵士が集まっている。
「来たな、行くぞ」
「わかってる」
アレス、レイナは武器を構える。さっきの唖然な顔はどこかに行き険しい顔をしている。そして一呼吸置いた後に同時に走りだし敵に突入していった。さすがコンビネーションはぴったりだな。
俺も《換装》をし剣を抜く。ちなみに今俺が持っている剣は【ショートブレード】ではない、長さはおよそ80センチ。全身を美しい青で染めたような剣で、鍔には龍をイメージした装飾がされている。
――――――――――
アイテム名:【青龍剣】
分類:武器
属性:龍・斬
効果:斬撃系スキルの威力アップ
詳細:龍族で扱われる上位武器。
美しい装飾と高い威力を誇る
――――――――――
なるほどね、これは使えるな。ちなみに二人が持っている武器は【炎神剣】と【デーモンスピア】という武器だ。どちらも俺の持っている武器よりも上位の武器だな。
アレスが敵の集団のど真ん中にへと突っ込んでいく、おいあんた《跳躍》無いのになんでそんなに高く飛べるんだよ。
アレスは敵の真ん中に立ち暴れまくっている。おいおいいくらレベル補正があってもその数はまずいだろ。
龍族の人数はおよそ100人ほどしかも後ろから続々とやって来ています。中には幼児見たいなのも混ざっている。龍族は幼いころから戦っているのかな?
と、そんな考えをシカトして龍族の何人かがアレスとレイナを置いてこちらに向かってきた。アレスとレイナはこっちを向……向いてねぇ! スルーしてやがる!? えっ俺無視!? もう少し心配しないの? アレスとレイナはたぶん内心「あいつなら大丈夫だよね~」と思っているのだろう。
龍族としては子供を置いてけぼりにしたと見えるのでチャンスと言わんばかりに襲い掛かってくる。ちなみに襲い掛かってきているのは若者を中心とした10人ぐらいの集団だった。レベルは10~20程度当然俺と戦うには実力不足すぎる。
龍族の一人が俺の体を真っ二つにしようと剣を振り下ろしてくる。俺は青龍剣の側面で流す。勢い余った龍族が地面に顔面から打ち付けそのまま2転3転と転がっていくのを後ろで感じた。続けざまに襲ってきた龍族は俺を切りつけようと2人同時に襲い掛かってきた。一人は首、一人は太ももどちらかでも避けることに失敗したら致命傷になりそうなところだ。
だが俺には見切りではっきりとその動きが読めた。太ももを狙ってきた剣と首を狙ってきた剣の軌道が重なるラインのところを振り上げる。赤い線が見えるだけで実物はまだ来ていないがまるで吸い込まれるように二つの剣は弾き飛ばされる。一人は前かがみに一人は後ろ向きにふらつく、俺は後ろ向きに倒れようとしている龍族のお腹を殴り地面に叩き付ける。叩き付けられた龍族の周りを囲むかのようにあたりに衝撃でクレーターが出来上がる。
一応死んではいないがそれでもかなりのダメージだろう。龍族のやつは血と泡を同時に吹き出しながらピクッ ピクッとしている。
龍族の面々は驚いていた。目の前にいるのは龍族視点で見ても3~5歳ほどの子供である。その子が自分とほぼおんなじか少し長いくらいの剣を操り3人の攻撃を防ぐとさらに一人は子供の腹パンを受け血を吐いて倒れているのだから驚くなと言う方が無理かもしれない。
そして、その一瞬の隙は自分らにも災いをもたらすこととなる。
「―――《雷撃》!!」
進化したことによりその威力、正確性を格段に向上させた雷撃が龍族を一斉に襲う。ちなみに《雷神魔法》に進化したことにより雷の流れる方向までも制御できるようになっている。もちろんそれなりに魔力は消費するが、すでに化け物じみた魔力を持っている俺からしてみたら雀の涙程度なんだが。
龍族が呻き声を上げながらその場で悶絶するこうなったらもうしばらくは戦線には復帰できないだろう。とりあえず土魔法で即席の手錠を施しておくことにする。強度は龍族の力でも軽々とは壊せない強さだ。魔力で密度を上げればさらに強いのが出来るがこの先どうなるかわからないので出来るだけ魔力を保存しときたいからこれくらいの強度にしている。
さて、親父たちの所に行くか。
俺は龍族を放置してアレスたちのもとへ向かった。すでに数は半数ほどに減っているみたいだが、さすがに数が多いのか、アレスたちも無傷じゃないようだ。(それでもかすり傷とか多少の出血レベルだが)
俺は先程と同様の魔法を唱え龍族を無力化していく。ただまだこの威力になれていないので、一回だけレイナに当たってしまった。この戦闘後にこっぴどく怒られました。すいません、次は自重します。
そうこうしているうちに瞬く間に龍族100人ほどを倒した。アレスたちが40名ほどを倒し、残りの60名ほどは俺の雷撃で沈んでいる。もちろん手錠済みだ。
「手錠とかいるのか? 今すぐ―――」
という不気味な声が聞こえてきたがすぐに遮断する。
「戦えない者を殺す理由などないでしょ。そこまでやる理由もありませんしね」
まぁ、本音を言うとこれ以上グロテスクなところを見たくないというだけなんだが。40人ほどの死体など吐き気がしてきそうだ。
殺すこと自体にはそこまで躊躇は無かった。というのも最初の炎銃撃ですでに一人昇天させてしまっているのがわかっているからである。
もちろん何にも感じなかったわけではない。いくらこちらが慣れていなかったともあれ殺したことには変わりがない。一瞬気持ち悪くなったがすぐに襲い掛かってきた奴らのせいで忘れていたのである。
そして今、思い出してもそれほどの罪悪感は無い。(全くではないが)
それでも殺すのはできる限りやめておこうというスタンスは変えない。甘いとか言われそうだが俺はそれでもいいと思っている。
アレスはまっいいかという表情をすると、まだまだやってくる龍族に向かっていった。俺も行こうとするとレイナが後ろ髪を引っ張ってきた。
「イテテテ」
「ご、ごめん。クロウ悪いけどちょっと来てくれ」
「えっ?」
そういうとレイナは俺を引っ張りアレスとは全く方向違いの方へと歩いていく。やがて誰もいないのか遠くで声が聞こえるがあたりはものすごく静かになった。そしてレイナの足が止まる。レイナが立っていたのはこの集落ではどこにでもあるような家だった。あたりに豊富にある木を使った家で、江戸時代の民家に西洋の建物が合わさった感じになっている。
「ここは……?」
「私の家さ」
「えっお母さんの?」
「そうさ」
なんでわざわざ? レイナは扉を開けると中から龍族……否、短剣が飛んできていた。だがレイナはそれを軽々と回避する。回避した短剣が俺の頭を掠る。oh……わかっていたが怖いな。
中に入るとそこには3人の龍族がいた。全員青空色の皮膚に2本の角。その中のうち男女一名ずつが後ろに一人の龍族をかばう形で立っていた。
おそらく前の二人が夫婦で後ろにいるのが子供だろう。たぶん年齢は俺と一緒ぐらいかな?
「……久しぶりだな」
「でたな裏切り者めが!」
男は剣を片手に威嚇している。女の方も短剣を持って構えている。なるほどさっきの短剣はこの人が放ったものだな。
ちなみに後ろの子供もめっちゃ怖い形相で睨んでいる。あの私もターゲットですか?
「そう構えないでくれよ。今日は私の子供を見せに来ただけだからさ」
あっだから俺もなのか。レイナは俺を家族に見えるように前に出す。
「はじめまして、クロウと申します」
一応、礼はしておかないとな。
「なんだ貴様は!? 人間族と一緒に暮らしているだけでなく子供まで作ったのか!?」
あっやっぱり異種族間ではまずいんだな。もっとも人間と龍族だけかもしれないが。
「そうカリカリすんなよ、別にいいだろ子供一人ぐらい。なんならもう1人か2人ほしいぐらいだぜ?」
レイナがサラッとすごいことを言う。何となく顔が赤くなっているような気がするがここにアレスはいないので一応黒歴史として俺の脳内にだけ保存しておこうと思う。(もっとも言質として使わせてもらいますが)
その発言に龍族の夫婦もついにブチ切れた。武器を構え一斉に襲い掛かってくる。二人としてはレイナは無理でも俺は確実に仕留めようとしたのだろう。
なら早めに切り上げるためにさっさとしますか、俺は身体強化を全開し見切りで動きを確認する。攻撃指定は男の方はレイナで女の方は俺のようだ。俺の真上を一直線上に行く赤線と俺の首元を通っている赤い線が写っている。
本日2度目の首元への攻撃。いやマジでここの人たち容赦無すぎ俺はもう武器を出すのも面倒だったので《身体強化》と《硬化》を腕だけに発動する。
素早い斬撃はさすがの龍族と言ったところだろう。だが目の前にいるのはそれを遥かに凌駕する文字通りの化け物だ。
キィンという音と共に肉を断つ筈だった刃物は柔らかい人間の手によって見事なまでに止められていた。
「んな……!?」
「へぼ……」
思わず本音が出る俺。ちなみにレイナはこうなることを予期していたのか特に何もしていなかった。信用されるのはいいことですが3歳児にさせることではないですよね?
とりあえず戦意を失わせるために粉砕するか。
剣を受け止めている両手に力を入れる、夫婦は剣を引き抜こうとするがピクリとも動かない。まぁ筋力数値が10倍以上ある上に身体強化もしてますからね無理もないでしょ。これに強化魔法をつけたらもう絶対に引っくり返せないよな。
そして一瞬力を入れると剣はバキィと言う音と共に粉々に砕け散った。後に残ったのは柄とボロボロになったわずかばかりの刃だけだった。
「……は?」
「……」
俺は何も言わなかった。無言で粉々にした刃を手の平からからパラパラと落ち、音だけがあたりに響く。そしてそれがすべて落ち切った後にポツリという。
「……失せろ、二度と俺らの前に立つな」
それはクロウの警告だった。出来るだけ穏便に済ませたかったのが本音だが、彼らの問答無用の攻撃に半ば呆れていたのだ、実力差もわからねぇのかと。だからさっさと止めをさして出て行こうと考えたのだ。
レイナも自分の息子からこんな言葉が飛ぶと思っていなかったのか若干顔が引き攣っていた。
レイナの両親は目の前で起きたことが信じられんと言わんばかりの顔をしていた。その様子にもういいかなと思うとレイナに向き直る。
「……もう行きませんか?」
俺はレイナにもうこれ以上いてどうするの? という感じで言った。レイナも要件だけ言って戻る予定だったのか、すぐに出て行こうとした。
だがそれに待ったをかける者がいた。クロウとレイナが後ろを向き出て行こうとした瞬間。
「―――死ねぇ!!!」
レイナの両親の影に隠れていた子供が持っていた短剣を片手に襲い掛かってきたのである。
だがそれに気づかない俺とレイナじゃない。俺が気づき素早く前に出ると同時にレイナは邪魔にならないようにさっと後方に引いた。そして夫婦同様短剣をいとも簡単に受け止める。
「ぐっ! ……まだまだぁ!!」
続けざまに蹴りを入れてくる、だが俺はつかんだ短剣をそのままに飛び跳ね蹴りを回避する。そのまま着地と同時に流れを利用し短剣を自分の前で円形に回転させる。持っていた子供は、足払いを受けたような感じで一瞬宙に浮かぶとそのまま地面に叩き付けられた。
子供は一瞬何が起きたのか分からないという顔でクロウを見つめていた。
「……で何か言うことは?」
すでに持っていた短剣はクロウの手によって使い物にならなくなっている。顔は青くなっていたが意志だけはまだ持っているようだ。
「消えろ!!」
そういうと寝たまんまであるがクロウに向かって唾を吐いてくる。だがもともと上向きなので当たるはずもなく虚しく子供の服に落ちていく。子供なのに口の悪いことでとクロウは思った。
さて、こいつはどうしようかもう放置してもいいような気がするんだが。
「……クロウちょっとどいて」
えっと思い後ろを見てみる。そこには満面の笑みをしたレイナが立っていた。クロウは直感で感じた。やばい、これはやばい。もう眼が完全に笑っていないもん。
このままだと殺戮現場が生まれそうなので必死で制止させる。俺からしてみれば子供は完全に両親の洗脳教育……というと言葉が悪いが、まぁ実際そんな感じだからいいか。
とにかく両親が悪いだろということで必死に抑える。
「ちょっ、別に死ななかったから大丈夫ですよ! ですからその槍を下ろしてください!」
「下がりなさいクロウ、そこのやつは私がきっちり止めを刺してあげる」
「ま、まだ子供ですよ! 大丈夫だからやめてあげて!」
再三の俺のお願いでレイナはなんとか引いてくれた。その代りあの子供はレイナのパンチを一発食らって台所みたいなところに頭から突っ込んでいったが。
「それじゃあ私はもう行くよ。よかったな孫の顔が見れて、もっとももう二度と見せる気がないけどな」
レイナはそれだけ言うと出て行った。俺も後を追おうとしたのだが当然両親が許さない。
「まて、貴様らを放置していては一族の恥だ! 貴様をここで片付け―――」
俺が動くより早くレイナが動いた、一瞬で彼らの目の前に来ると槍を彼らの咽喉に当てる。多少切ったのか血が流れている。
「もう一度言うもうあんたらの前に顔は出すつもりはない、お前らだろ? 私たちのところに刺客を送り出しているのは? あんたらはこの集落でも力の持っている者だからな、それに村の掟をやぶった裏切り者を始末するという大義名分が合わされば充分に可能だ」
「な、何を根拠に―――」
「根拠なんかねぇよ、私なりの考えだ。それにお前の言動ではっきりと確信したよ、じゃあ正当防衛で私があんたらも殺しても文句を……いや死んでいくやつに文句とか無理だな。死人に言葉はねぇし」
レイナの威圧に両親たちは完全にやられた。顔は青ざめ額には暑くもないのに何故か大量の汗が出ている。
>スキル《威圧》を取得しました。
こんなスキルまで得れるんだ。
レイナはそれだけ言うと今度こそ出て行った。俺はもう何も言わなかった。ただレイナの両親を一度だけみると呆れた顔をしてついていった。
レイナの両親は今度こそ何も言わなかった。ただ自分の命が助かったことに安堵の思いをするのであった。
両親登場。ですがレイナはもう何にも感じていないようですが、とりあえず孫の顔だけ見せてあげるというなんとも上から目線。ちなみにレイナのレベルはこのとき43。襲撃した集落の最高レベルは50で次が30と一気に落ちるようなところです。
だからレイナもアレスも無双しちゃっています。クロウは……もう言わないでもいいですよね?
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