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第64話:確執

 次は12月1日に更新すると思いましたか? 


 残念だったな!


 ……スイマセン、謝りますのでブラウザバックはしないでください。あっ、そこブックマークから削除しないでください。本当、マジでお願いします。もう二度と言いません。調子乗りません。(土下座)


 最後に、皆さんにまた質問をしたいので、出来れば後書きも読んでくださると嬉しいです。


 と、言う事で連日投稿です。と言っても説明回なのですが。


 ※ 3/15 誤字を修正しました。

「……という訳」


「そんなことがあったのですか……おそらくクロウがその世界に送られた魔法は、代償魔法、移転(ディメイション)系の一つ《異転封印》と言われるものでしょう……遂に使ってきましたか……」


「遂に?」


 どういうことだ?


「恐らく、それを使ってきたのは魔族なのでは?」


「いや、普通の人間だったぞ?」


「えっ!? そんなはずは……」


「いや、俺も《神眼の分析》を使ったから間違いないはずだが……」


「でも、その技術は普通の人間には使えないはず……」


「??? 一体どういうことだ?」


「……生き物が進化する様に、魔法もスキルも進化します。それこそ私の手の届かないところでも同じです」


「まあ、それは最初の頃に聞いたから知っている」


「……もし、私が持っている知識が、個人の手に渡ったらどうなると思いますか?」


「そりゃあ、その人が放置するか都合のいいように使うかだろ?」


「では、その知識を……大袈裟に言えば、世界征服などに使われたらどうしますか? 例えばクロウがかつて作ったようなゴーレムが量産されたら」


「……まあ、一国家でどうにかなるレベルを超えるな」


 と言うか、アレが量産されたら全世界が立ち向かっても厳しいような気が……少なくとも人間がまともに対抗できるとは思えないぞ……。


「私は確かにこの世界に直接干渉することは出来ません。ですが、前にも言ったようにこうやって、話すことは可能です」


 ……と言うことは初めて出会ったときに聞いたあの話になると言うことか……(第10話参照)


 俺は、ここでセラが何を言いたいのかピンときた。


「……既に気が付いたようですね」


「まあ……大分前のお話だったから、忘れかけていたけど、多分、《種族の神々(ゴットレイス)》の事だろ?」


 自分で言ったのは初めてだな。まあ彼女に話を聞いた後に考えていなかったからだけど。


「……はい」


 セラは慎重に頷いた。正直あの時以来、考えたくも無かった事なのだが……。


「すまんけど、だいぶ前の話だから殆ど忘れてしまったんだ。もう一回説明お願いできるか?」


「構いませんよ」




==========




 私たち神と呼ばれるのは幾つかの種類がいます。《属性の神々(ゴットエレメント)》、《自然の神々《ゴットネイチャー》》、《種族の神々(ゴットレイス)》、そして、私がいる《創世の神々(ゴットクリエイション)》です。

 

 まず、全員に共通していることですが、『地上世界に直接干渉は出来ない』、次に共通しているのは、『自分の力が及んでいる領域のみしか見ることは許されない』、そして『自然の摂理に反することはいかなる場合でも行うことは出来ない』以上です。


 一つ目は、言葉の通りです。この様に話すことが出来ても、私たちはこの世界の物に触れることも、魔法で干渉することも出来ません。

 二つ目の『自分の力が及んでいる領域のみしか見ることは許されない』は、自分が担当している種族、属性が数多くいる場所のみでしか、地上に降りて話をしたりする事が出来ません。『人』の神ならなら人が多いこのような街。『火』の神なら火山や高熱地帯などと言うことになります。

 三つ目、『自然の摂理に反することはいかなる場合でも行うことが出来ない』とは、『自然の神々』の初代が作った物で、絶対的な力を持っております。例えば「燃えやすい物質に火を当てると燃える」などが該当します。


 私は《創世の神々》の一人であると同時に《人の神》なので、人の多いところでしか、降りることは出来ません。

 ただし、クロウ、あなただけは唯一の例外です。あなたは転生者で、あると同時に二つの種族の血を持ったものです。

 あなたがいるところはどんな所でも「人の神」と「龍族の神」が降りることが可能となるのです。


 さて、さらにこの共通点に加え純粋な《自然の神々》《創生の神々》は降りることも許されません。私は兼任をしているので問題ありませんが、そう考えると私はかなり特別扱いされている事になりますね。


 最後に、私たち神と言われる者にも寿命は存在しています。ただし、地上に生きている者たちから見ると悠久の年月に見えると思いますが。


 以上が私たち神々です。




==========




「……以上です」


「まあ、あの時もそうだと思ったけど、神の存在意義って何だよ……」


「そう言われると、私にも分からないのですよね。まあ、私たち神にも生活や文化があるので、ある意味では地上の生き物たちと同じなのかもしれませんね」


「で、あの代償魔法は《魔族の神》による入れ知恵と言うことかよ?」


「……恐らく、本来私たちが作った魔法、スキルは、地上にいる人々が自分で見つけることには問題ないのですが、直接教える事は……」


「でも、それを言ってしまったら、セラさんも俺に教えた自立魔方陣ゴーレムもアウトじゃないか?」


「…………テヘッ♪」


「……スキル《魔力支配》……」


「ち、ちょっ! やめて下さい! それ今の私たちには致命的なのですよ!?」


「大丈夫じゃないですか? 本体は別の所に有るみたいですし」


「大丈夫じゃないですよ! 私たち神は地上にいる生き物以上に、魔力が枯渇したら命に関わるのですよ! 魔力支配をされた瞬間、思念体を作り出す為に作り上げた魔力をすべて持っていかれるのですよ!? これ作るの相当な魔力を使っていますからね!? しかも維持にもかなり使っているのですよ!?」


「ご、ごめんなさい……」


「兎に角、それは私に使わないで下さいね」


「はい……」


「……兎に角、他の神がそれをやり始めたと言う事は、本格的な争いが起きる可能性があります。すでに、代償魔法を教えれると言う事は、地上で動かせる駒を沢山持っている可能性があります……」


「……それ、セラさんもしたらどうですか?」


「……スキル《意思疎通》を持っている人がいないのですよ……アレを持っていないと私たちと話すことは出来ません……。精霊や魔族など、魔力をかなり高めに保有している種族には、後天的に極々稀にですが、持っている人がいるらしいのですが、人間には殆どいません。それにそのような事をして、戦争に発展してしまったら、それこそ私がお願いした願いが達成出来なくなります」


「……あ~そうだったな……」


 はあ、今になれば全く面倒な事を押し付けられたな……。


「……そうだ、それで旧創世神とは?」


「……私の先代に当たる人だと思いますが、何代前か……少なくとも一つ前の先代ではありませんね。あの人は今でもバリバリの現役ですから……」


「じゃあ、何であの代償魔法に俺の《魔力支配》は効かなかったんだ?」


「……それも私には……もしかしたら魔力支配を抑える魔法式が組み込まれていたのかもしれません……」


 うげー、何かそれ卑怯じゃねえか? 俺もまたスキルや魔法を作っていくしか無いのか……何か使えるネタあったっけ?


「私の方でも調べて起きます」


「そうしてくれ、こっちばかりに荷を乗せないでくれよな」


「はい、任せてくださいでは、そろそろ……」


「ああ、またな」


「ええ……あっ最後に」


「?」


「成長した姿、中々カッコいいですね」


「……はっ?」


 セラはウィンクをしながら言った。そしてそのまま、戻ろうとしている。辺りに白い光が散りばめ始める。



「では、さようなら」


「あっ、おい、ま―――」


 俺が呼び止めるのを意に介さずにセラは消えていった。


「……」


 これは言っておく、俺は少なくとも、自分はイケメンとは思わないぞ。






「……はぁ、なんか段々と凄い事に巻き込まれてきたな……」


 これに逃げるという選択肢はありますでしょうか? ……ありませんよね……。


「……まぁ、あっても逃げないけどな……」


 俺はそう呟きながら、セラが消えていった辺りをボーと見ていた。そこにな何も無く、夜空が見えるだけなのだが。


 ……星が綺麗だな。


 こういう時は別の事を考えて一回忘れよう……。


 俺はそう思い、何故か小さい頃やってみた夜空に浮かぶ星の数を数え始めていた。


 まあ、簡単に言うと現実逃避をしていると言うんだが。



 結局、俺はそのあと、夜通し星の数を数えていて、気づいたら朝日が見え始めていた。








 ……寝れば良かった。 後でそう思いました。


 と言う事で、質問です。


 昨日、「特別編」はここで載せるべき? それとも活動報告で載せるべきと言う質問をしました。

 結果は……一日経ちましたが、一人しかお答えしてくれませんでした。(泣)。答えて下さった方には、本当に感謝です。もう足を向けて寝れません。


 それで、その人のコメントを見た瞬間にふと思ったこと。


「……この登場人物でメタありのスピンオフ作品でも書きたい……」と思いました。

 そこで、皆様に質問なのですが、別にもう一作品を書きたいのですが、そこでは「本編に寄せられた質問を答える」、「何もないときはフリートークでもやる」、「キャラが崩壊するかも」と言った感じで好き勝手に不定期にやりたいのですが、これってやってみていいものですか?


 もし「ふざけるな! そんなの考えている暇があれば、本編面白くしろや!」とか「その時間を誤字脱字の添削に使えやごるら゛ぁ!」と言う方や「是非やってくれ」と言う方などいましたら、コメントに書いてくださるとうれしいです。活動報告に書いても、メッセージに書いてくださってもかまいません。


 是非、今度も皆様のご意見よろしくお願いします。


 次回更新は12/1(つまり明日!)を予定しております。

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