第6話:ひょんなことから急成長
※8/9 誤字修正をしました。
※11/3 加筆修正をしました。(大幅修正)
※11/3 スキル《無詠唱》を《詠唱短縮》へとしました。
それに伴い、スキル《詠唱短縮》の説明を後書きに書きました。
あのお話のあと、色々話し合った結果マジで殴り込みにかかるようです。集落の場所は把握しているので強襲してトップを説得させて終わらせるという考えもありましたが、そもそも人と結婚した(そんな儀式などはしていないらしいが俺からしたらお前ら結婚しているのと変わらないぞ) レイナをその集落は裏切り者と言っているらしく話はダメなんだと言わざる得なかった。
ちなみに現在の俺のステータスは
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名前:クロウ・アルエレス
種族:龍人族(龍族・人間)
レベル:50
筋力:3,940
生命:6,410
敏捷:5,410
器用:3,950
魔力:10,900
スキル
・固有スキル:《理解・吸収》《神眼の分析》《龍の眼》
《千里眼:5》《透視:6》
・言語スキル:《大陸語》《龍神語》《妖精語》《兎耳語》
・生活スキル:《倉庫:10》《換装:5》《調理:5》《野営:3》
《魔法道具操作:6》《家事:3》《演算:3》
《商人の心得》《ポーカーフェイス》
・作成スキル:《武器製作:3》《武器整備:5》《防具製作:3》
《防具整備:5》《装飾製作:2》《装飾整備:4》
《錬金術:7》
・戦闘スキル:《身体強化:7》《見切り:7》《気配察知:6》
《回避:6》《状態異常耐性:5》《遮断:7》
《跳躍:5》《心眼:5》《射撃:2》《罠:3》
《加減:8》《斬撃強化:6》《対人戦:4》
《対龍戦:4》
・武器スキル:《片手剣:7》《細剣:3》《刀:5》《大剣:3》
《槍:5》《投擲:2》《斧:2》《弓:3》
《クロウボウ:2》《鈍器:2》《盾:5》《格闘:7》
・魔法スキル:《魔道士の心得》《火魔法:6》《水魔法:6》
《風魔法:5》《土魔法:5》《雷魔法:5》《光魔法:5》
《闇魔法:5》《治癒魔法:5》《音魔法:5》《毒魔法:4》
《付加魔法5》《詠唱:5》《詠唱短縮:5》《暗記:6》
《魔力操作:6》《瞑想:5》《魔力制御:5》《複合魔法:5》
《魔法合成:4》
・特殊スキル:《龍の力:1》
・特殊能力 :《硬化:5》《飛行:5》《咆哮:2》
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oh……どんどんスキルが多くなってきますね。もう見えにくいな……。あっそうそうなんかレイナたちと戦っていたら対スキルとか覚えていました。その種族と戦うときは補正が付くようです。それにしても俺もちょいと把握しきれていないな……わかりにくいものだけでも再確認しておくか。なんかスキル進化とかいう物も出てきちゃったし。
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スキル名:《魔法道具操作》
分類:生活スキル
属性:―
効果:魔法道具を上手く扱える。ただし道具だけでなく魔法武器にも適用される。
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スキル名:《商人の心得》
分類:生活スキル
属性:―
効果:商人としての心構えがつく
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スキル名:《錬金術》
分類:生活スキル
属性:―
効果:さまざまなものを調合して物を作り上げる。《武器製作》などと使えば
魔剣なども作れるようになる。
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スキル名:《心眼》
分類スキル:戦闘スキル
属性:―
効果:敵の動きなどから敵の弱点を読み取ることが可能
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スキル名:《魔道士の心得》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:魔法を習得しやすくなる。また各魔法の威力アップ
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スキル名:《魔力操作》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:魔力を変幻自在に操ることが出来る。《武器製作》などと使うと
魔剣も製作可能。《錬金術》と一緒に使うと……
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スキル名:《瞑想》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:意識を統一することにより魔力を回復させることが出来る。
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スキル名:《複合魔法》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:複数の魔法を組み合わせることが可能。ただし反対属性とは
複合することは出来ない。
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なるほど、つーか《複合魔法》って《魔法合成》の下位バージョンじゃないのか?くっつけたりできないのかな?と思っていたら。
―――特別条件《複合》を満たしました。
>以後、規定を満たすとスキルが自動合成およびスキル進化を起こします。
……えっ、なにこれ?つーか、こういう条件って俺が気づかないとダメなんだな。たぶん自動で取得できるのもあるだろうけど。
―――複合条件を満たしました
>スキル《複合魔法》と《魔法合成》が統合されます。
>スキル《特異魔法》へと進化しました。
―――スキル《特異魔法》の所持効果により魔法系スキルの全レベルが向上します。
>スキル《火魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《炎神魔法》へと進化しました。
>スキル《水魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《水神魔法》へと進化しました。
>スキル《風魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《風神魔法》へと進化しました。
>スキル《土魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《土神魔法》へと進化しました。
>スキル《雷魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《雷神魔法》へと進化しました。
>スキル《光魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《天界魔法》へと進化しました。
>スキル《闇魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《暗黒魔法》へと進化しました。
>スキル《治癒魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《天空魔法》へと進化しました。
>スキル《音魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《空間魔法》へと進化しました。
>スキル《付加魔法》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《強化魔法》へと進化しました。
>スキル《詠唱》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《詠唱短縮》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《詠唱》と《詠唱短縮》が統合されます。
>スキル《瞬間詠唱》へと進化しました。
>スキル《暗記》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《記憶》へと進化しました。
>スキル《瞑想》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《明鏡止水》へと進化しました。
>スキル《魔力操作》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《魔力制御》のスキルレベルが最大値になりました。
>スキル《魔力操作》と《魔力制御》が統一されます。
>スキル《魔力支配》へと進化しました。
>スキル《魔道士の心得》が《賢者の心得》へと進化しました。
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スキル名:《特異魔法》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:取得時に魔法スキルがすべて5段階アップ。
同時にいくつもの魔法を扱ったり魔法を組み合わせることで
独自の魔法を使うことが出来る。
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ギャーぁぁぁぁぁぁ!!! チートスキル来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! もうやめてくれクロウのライフはもうゼロよ! 某マンガの声が脳内に響く。
はぁ……はぁ……
どうやらすべての魔法スキルが向上したようだな。恐るべし複合魔法。最後の心得もたぶん特別条件《賢者》を満たしたからなんだろうな。
さて、状況を整理しよう。
まず俺の魔法スキルはすべて飛躍的に向上してしまった。もうクラス10とかじゃないよね? 完全に上位スキル身に付けちゃったもんな。たぶん今の俺なら世界滅ぼせるんじゃない? 冗談じゃないよ。そんなことをする気なんか少しも思ってねぇよ。
それにしてもかなり色々な進化が起きたな。
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スキル名:《瞬間詠唱》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:すべての魔法を一瞬で無詠唱することが可能。
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ふむ、なるほどなこれならもう詠唱とかいらないもんな。統合されるわけか。
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スキル名:《記憶》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:忘れたくないものを半永久的に記憶できる。
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うわぁ、これ現代の学生さんとか絶対欲しいスキルだ。
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スキル名:《明鏡止水》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:魔力が自動回復し続ける。
また発動中は視界中の速度が遅くなるように感じる。
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なんだと……これはもうほとんどチートじゃないですか、魔力切れが起きにくくなるのは大きいな。速度が遅くなるってあれかな? 「ボールがとま(ry」 みたいに感じるのかな?
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スキル名:《魔力支配》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:自分の魔力だけでなく他人または空気中の魔力までも支配できる。
ただし他人の体内にある魔力は操作不能。
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……つまりあれですか、このスキルさえあれば大抵の魔法は打ち消せれるということ?
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スキル名:《賢者の心得》
分類:魔法スキル
属性:―
効果:独自の魔法を作れるようになる。
また魔力大幅アップ。
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これは属性をくっつけたり創造して魔法を作り上げるのとはまた違う物なのかな? うーん、よくわからねぇ……
とにかく今の俺は普通の人ではないぐらいはわかっている。マジで国一個いけそうなんだが、力の使いどころを考えないとな……。
ためしに外で試したらマジで洒落にならない威力でした。どれくらいかというと軽く使ったと思ったのですがクレーター作っちゃいましたテヘッ☆
……いやいやそんなんじゃないって!? えっあれどう考えても直径10キロはあるよね!? 山の上からだからわかりやすい……
ちなみにこれを見たアレスとレイナはついに何も言わなくなりました。俺だったら殺されるとかつぶやいていますがまぁ気にしないようにしておこう。アレスに言われたら終わりだ。あーあー何も聞こえない。
それから数日後、俺とアレスとレイナは襲撃してきている集落の近くにやってきていた。集落と言っているが、例の習慣のおかげで人口はかなりあるようだ。聞いてみたら人口五千は堅いっておいおい……なんか襲撃できる回数が多いって思ったらそんな理由かよ……
集落は木の丸太で周りを囲まれている。正面は櫓見たいなのがあり、見た感じは弥生時代の集落みたいだな。
でもただの木で覆っていないことぐらいはすぐわかった。周りを囲っている木の城壁から魔力を感じていたのだ。鑑定してみると予想通り魔力で強化されていた。たぶんあれは鉄よりも強度があると考えられている。
てか、魔力無いのにどうやっているんだ? 魔石みたいなのがあるのかな? と思っていたらどんぴしゃり、龍族の何名かが魔石らしきものを抱えてやってきた。鑑定してみると。
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アイテム名:魔石
分類:アイテム
属性:―
効果:自然にある魔力がなんらかの理由で凝縮された石。なくなると砕けて消える
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あーやっぱりな。
龍族は魔石を壁のなにやらくぼみがあるところにはめ込んだ。すると魔石が徐々に色がうしなっているのがわかった。それと同時に周りの城壁の魔力が上がっているのがわかった。
そして魔石が砕け散る頃には城壁の強度はかなり向上していた。強度的には鋼クラスはあるのじゃないかな?
たぶんあれくらい堅いとクラス2とか3程度じゃ突破は難しいだろうな。
だが今の俺らには関係ない話だが。
「レイナ本当にいいんだな?」
「何回も言わせないでくれよ、もう未練も何にもないよ」
アレスがクロウに向き直る。
「クロウ、お前も覚悟はできているのか?」
【覚悟】おそらく知能がある者を殺すことを覚悟しているのかということだろう。確かに俺はここに来て躊躇していた。
そうか俺は今から人ではないがそれに近いのを殺さないといけないんか。
3歳になんてことさせているんだよな……
かすかに足が震えているような気がする。前世の俺だったらまずありえないことだよな……
だが俺は切り替えた。ここは日本じゃない、もうあの世界の常識にしばられていてはダメなんだ。俺はここにきて改めて異世界に来たんだと思い知らされた。
「やらないとやられるのでは?」
俺はそう答えた。
「その通りだ、だが無理をするなどうしても無理なら俺らに任せな」
「大丈夫です、もうお父さんたちだけで戦わせるのは嫌なんです」
「よし、じゃあ……行くぞ」
こうして俺らは歩みだした。コソコソやらないのは、「こういう時は正面から正々堂々叩き潰さないと効果がない」というアレスの判断からだ。
俺は自分自身を鼓舞しながら歩みだした。
これから多くの命を消さないといけないんだろうな。
だが、もし可能なら―――
可能な限り助けてやりたい。
俺はそう思いつつアレスとレイナの後ろをついていった。
やっちまった……もう後には引けない……
もう次回で発散してやります(泣)
感想、質問などありましたら気軽にどうぞ。
誤字脱字などがありましたら報告お願いします。
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スキル名:《詠唱短縮》
分類スキル:魔法スキル
効果:詠唱を短くすることが出来る。
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