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第58話:部屋の中には

「さて、この中には何が入っているんだろうか………」


俺とテリュールの前には大きさにしてバレーボールほどの大きさの木箱が置いてあった。

これはさっき、テリュールが見つけた物だ。と言っても取りに行ったのは俺なんだが。


これも罠だったら泣くからな。


「よし………じゃあ開けようか」


「私が開ける~」


グロッキー状態から復活したテリュールが開けたがっている。まあ………別に良いけど、君、本当に好奇心旺盛だね。


半ば無理矢理の形で箱を奪ったテリュールは、目をキラキラさせながら、箱を開けた。


そこに入っていたのは



「残念~何も入ってないよ(はぁと) 折角罠を潜り抜けたのに本当に残念だね。どう? 今どんな気持ち? あははははっっ」


と、書かれた紙だけだった。


「「………」」


俺はひょいと木箱を持ち上げ、壁に向けて全力でぶん投げた。木箱は、石の壁に当たるとばきっという音と共に見るも無惨に砕け散った。

そして、俺はすうっと息を吸うと


「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


もう、この建物破壊して良いよね? つーか破壊したい! 何なんだここは!! 超がつくだけじゃ物足りないわ!!

帰りたい! ここが依頼で来た場所立だったとしても、隕石(メテオ)か何かで沈めてやるぞ!


はぁ………はぁ………


怒っても仕方がない、ここはクールダウンだ。深呼吸、深呼吸。

ちなみにテリュールは、力尽きて倒れています。気のせいかテリュールの口から白い煙みたいなのが出ている様に見える。

………きっと俺も疲れているんだな。














今の気持ち? まあ、例えるなら先に進みたくないという、土砂を、帰るという意志で取り除いていくような気持ちだ。

重い足取りのまま、俺らは先程見つけた木のドアの奥を調べる事とした。


「何か起きるのかな?」


好奇心旺盛なテリュールも、流石にここまでやられるとキツイようだ。


「何も無いことを祈ろう」


俺は淡い期待を持ちながら、扉を開ける。開けてすぐ入るという事をせずに、一度、距離を取って何が起きてもいいように身構える。

だが、何も起きない。どうやら今回は大丈夫なようだ。


ふぅと溜め息をしながら、俺は部屋に踏み込んdーーー


ーーーカチッ


………………(汗)


シュンと空気を切る音と共に、部屋の奥から何かが飛んできた。


「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


咄嗟にマトリッ○ス顔負けのイナバ○アーで、緊急回避を行う。もちろんテリュールの事も忘れてはいない。エビ反りになりながら、テリュールを突飛ばした。バランスを崩したテリュールは、尻餅をついて倒れた。そして、そのテリュールの頭上をナイフみたいな短剣がすり抜けて行った。


「「………」」


そして、先程と同じような紙が俺の頭に落ちてきた。


イナバ○アーの体勢から戻り、紙を拾い上げると、そこには。


「あはははっっ、死んじゃった? もし死んでいないならおめでとう。 ここがあなたの目的が果たされるかもね封印者さ~ん(はぁと)」


ブチッブチッ


「く、クールダウン………出来るかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


木製の扉を鷲掴みにし、無理矢理もぎ取る。バキバキッと言う音と共に扉が取れる。そしてその扉を俺は両手で持つとそのまま膝で真っ二つにへし折った。


「はぁ………はぁ………、なんなんだよここ………」


「いたたた………ねぇ、もう出ない? 出ましょ!?」


テリュールはもう帰りたい! と言わんばかりの顔で泣きついてきた。


「………ここで最後にしますので、頑張りましょう」


もし、あの言葉が本当なら………だけど。












部屋の中には生活感が非常に溢れていた。

机に椅子。ベットに戸棚………暖炉まであった。


「誰か住んでいたのかな?」


「見たいですね」


こんなデンジャラスな所に住んでいる奴なんてアレ書いた奴しかいないと思うけどな。


部屋の隅にあった本棚に近づき、適当に取ってみる。しかし大分長い間放置されていたのか、痛んでおり、まともに見れる物はほとんど無かった。

何にも無いなぁと思ったとき、一つだけ綺麗な本が目に入った。


「あれ………これなんだ?」


その本を取り出してみる。その本は他の本と比べると綺麗………いや、まるで新品のようだ。

開こうとするが、何故か開かなかった。


思いっきりやってみるがやっぱり開かない。


どうやって開くんだと思ったとき、突如本が光だした。

その光は虹のようにカラフルに光っていた。やがて、本の表面に文字が浮かんできた。


『この本は条件を満たしている者のみが開き見ることが出来ます』


『所持者の魔力反応を確認します』


お、おいなんだこれ?


『魔力反応アリ。代償魔法魔力の残留を調べます』


『………確認完了。残留あり。封印者であることを確認。魔法解除を行います』


????


『………魔法解除完了。所持者名クロウを登録します。………登録完了。これより所持者のみに内容を開示します』


やがて光は収まり始め、最初の状態に戻った。


「………魔法?」


なんでこの世界で?


取り敢えず、1ページ目を開いて見る。今度は簡単に開くことができた。


さて………何が書かれているかな………



『やっほーおめでとう封印者さん(はぁと)。私のプレゼントはどうだったぁ?(はぁと)』



………………



俺はもう何も言えなかった。

PCが壊れましたぁぁぁぁぁぁぁぁ orz


全然動きません………。この回も携帯から打ち込みました。


泣きたい………。


取り敢えず投稿は続けますが、直るまでコメント返しはお休みさせてもらいます。本当にすいません、(土下座)


本当は一人一人のコメントに返したいのに申し訳ございません。この場を借りてお礼申し上げます。


次回投稿日は11/21を予定しています。


頼む………PC直ってくれぇぇぇ(PCに向かって土下座)

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