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第54話:例え木剣でも(序編)

「はぁ……はぁ……」


 もう、何回この木を斬ろうとしたんだろう……。


 何万? 何十万? それとも何百万? 最初の頃は数えていたが、いつからか、忘れてしまった。


 だが、それほどの数を持ってしてもこの木は、倒れる気配を見せない。


 手はいつの間にか固くなっていた。それでも、手からは血が滴り落ちている。最初こそは痛かったが、今では違和感も感じなくなっていた。慣れと言うのは恐ろしいものだ。


―――シュッ ガァン!


「―――っ!」


 放った一撃は、またも虚しく弾かれてしまった。だが諦める事無く黒髪の少年は剣を振り続ける。


 身長165センチ程度。大きくも無いが細くも無い体には、数多くの傷が体中に付いていた。年齢の割には体つきはしっかりとしており、今まで過酷なトレーニングを積んできたことが見て取れる。


「……っ!」



―――ガン!


―――ガン!


―――ガツッ!



 決して暗くなることがない、この世界に、今日も鈍い音が響いていた。


「はぁ……はぁ……まだだ……」


 連日繰り返す修行。肉体はボロボロになりつつも精神だけは充実していた。


 視界が微かに霞む。本来なら脱水症状を起こしてもおかしくない状況かもしれない。

 だが、少年は手を休めることは決してなかった。



 すべては―――帰る為に―――










異世界転生戦記・【第1章:帰還編】 

 と言う訳で、今回より第1章が始まります。(本来は第2章だったのですが、アドバイスを貰い第1章とさせてもらいました)


 そこで、このサイトでは見たことが無い書き方を何故かやってみようと思い、第54話が分裂してしまうという異例の事態に。【第54話:例え木剣でも(本編)】は11/11に投稿予定です。


 皆さんのおかげで元気が出てきたのか、調子こいてやってしまいました。本当ならこれも11/11の更新で載せようかなと思ったのですが、載せたい病にでも私はかかってしまったのかもしれません(汗)


 もしかしたら、吹っ切れたのかもしれません。

 皆様がこの小説を好きで読んで下さり、最後まで見届けてもらえるならば、私は私のやりたい様にやろうと思いました。例え誰も読まなくても(キリッ


 モウ ヒボウ チュウショウ ニモ マケナイ


 もし、これからもこんな色々問題あり過ぎの小説を読んで下さる心優しい読者がいましたら応援よろしくお願いします

 m(_ _)m

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