第27話:嵐の前触れ
今回もお時間が無くなり短くなってしまいました。テスト前なので許してください(泣/土下座)
くそっ、これまた面倒になったよな。
俺はハヤテに治癒魔法をかけておき、これからの事を考えていた。
まず俺がどう王様に報告されるかだ。味方として絶対引き入れるべきだと言われるか、前もって断りを入れていたので敵になる前に殺すべきと言われるか。おそらくこの二つのうちどちらかだろう。
うーん、そうなるとどうしようか。何事も無かった………と言うのはないだろうな。国軍の隊長クラスの人物を倒してしまったんだからな。白銀の鎧に至っては原型すら止めていないし。oh………(´・ω・`)
逃げようかな………龍族ならレイナからいくらか習性とか聞いたし。
そうこうしているうちにハヤテが目を覚ました。
「お目覚めになりましたか?」
周りにいた兵士たちは皆泣いてハヤテにしがみついている。気持ち悪いz………そう思ってしまう俺の心は腐っているな。若き日の心は完全に失われたもと20代です。
「さて、約束は約束です。国への勧誘はお断りさせて頂きますよ」
「………いいでしょう。約束は約束です国への勧誘は諦めましょう」
………以外と素直だな………いや違うな。端からみれば諦めたように見えるかもしれないが、俺にはハヤテの瞳の奥にある感情がハッキリと見えた。
こいつは諦めない。
俺の直感が………いや見ればわかる。ため息が口から漏れているがこいつの目は………
「ハヤテ隊長。本当に諦めてよろしいのですか?」
エルシオンから少し離れたところの森を通っているとき、一人の兵士が馬に乗りボロボロの服を着たハヤテに話しかけていた。
「そうですね………」
ハヤテはニヤリと顔を動かした。
「た、隊長………?」
「国に勧誘するのは諦めましょう。ただし………」
その表情を見ていた兵士たちは後に口をそろえて語ったという。
「あれは悪魔の笑いだ」と。
こうしてエルシオンでの一日は終了した。クロウは自分の勝利を喜んでいるエリラにベタベタ引っ付かれているのをどうしようかなと思いつつ、これからのことを思ってもいた。
嵐が来る………と。
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