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第256話:魔王との会話2

 今回は久しぶりに長くなりました。

問題です。

 魔力が物凄く高く、頭に角があり、肌の色は肌色で鼻水を垂らしながら命乞いをしている者。これだ~れだ。


 正解は、え〇ごせいか……じゃなくて現魔族の最高権力者の魔王さんでした~。わー(パチパチ)

 ……えっ、一体どうしたのかって? いや、目の前の現実からちょっと逃げたくなったのでこうやって頑張って現実逃避を―――


「お願いしますクロウぅぅぅぅぅぅぅ!!」


「あぁぁぁぁぁもう! 分かった! 分かったから落ち着け! あとその鼻水拭け!」


 ……無理でした。

 というわけで、現在絶賛進行形で魔王さんをなだめています。もうね、魔王の威厳とか1ミリもないよ。いや、1ミクロもないね。これじゃあ魔王(笑)どころのレベルじゃないよ。まおうちゃんだよ。

 正直ね、今すぐここから逃げ出したい。彼女が悪者ではないことは彼女の言動と俺の《強制》で分かったから当初の目的である、録音された音声の言葉が本音であるか確認することは出来たんだよな。

 でも、このまおうちゃんをここで放置するのは流石に罪悪感が否めない。あと、こんな状態を他の魔族に見られようものなら間違いなく大問題になる。魔族内での大問題なんて知ったことではないが、それが引き金になってエルシオンまで被害を受けるのはごめんだからな。


「はぁ……取り敢えず俺の質問に全部答えろ。それらをすべて聞いた上で判断をさせてもらうぞ。また駄々をこねるようなら判断せずに帰らせてもらう。いいな?」


「……ずずっ……はい」


 鼻水を啜りながら魔王は頷く。おかしいな、俺は悪くないはずなんだけど……?


「じゃあ、次の質問。ガラムにエリラを連れ去ることを指示したのは魔王自身か?」


「……違うわ。もともとエルシオンを含むアルダスマン国関係の指示はガラムが行っていたわ。私がそのエリラって子を奴隷として引き入れると聞いたのは、既に作戦に失敗した後のことだったの」


「じゃあガラムやハヤテからは全く聞いていなかったのか?」


「ええ、そもそも今回アルダスマン国を潰すという作戦を立案したのはハヤテよ。既にアルダスマン国にはかなりの魔族を忍び込ませておいたから『爆炎筒という武器を得た今、行動する以外にない』といって会議に上げてきたのよ」


「反対はしたのか?」


「私は反対したわ。リスクが大きすぎるもの。それにその会議の前にアルダスマン国で秘密裏に動かしていた部隊が謎の全滅をする事件があったのよ。部隊一つが全滅することなんて戦時中以外では滅多に起きない事だったし、それがエルシオンという魔族の領土に近い所で起きたこともあって、せめて全滅した原因が分かるまでは待てって言ったのだけどね」


「へ、へぇ……そ、そんなことがねぇ」


 その出来事に心当たりがある気がするが、気のせいだ。エルシオンの近くの森でアルダスマン国の正規部隊を全滅させた記憶があるが気のせいだ。気のせいだと言ったら気のせいだ。


「おそらくその原因の特定が出来ずに早めに別の方法で挽回をしたかったのでしょう。他の魔族もほぼ賛成されたから私一人が、どうこう言っても無駄な雰囲気だったわ……まあ、それまで散々人間にやられたうっぷん晴らしもあったのでしょうね」


「魔王ってそんなに権限がないものなのか?」


「他の者に比べたら実行力や権限はあるわ。でもさっき言った通り魔王は先代魔王とその部下たちが話して決めているの。部下がいないと当然魔王と言う立場も成り立たない。だから例え99対1みたいに圧倒的に反対意見が多くても、魔王が指示すれば実行されるといったことは無理よ」


 へぇ……てっきり魔王≒皇帝と思っていたんだけど、そこまでの絶対権力じゃないのね。まあ、そこは最初に魔王の座を断ればいいのに、って話をした時から薄々は感じていたけど。


「で、作戦指揮権をガラムに渡して委任してみればこのざまってわけ」


「まあ、魔族側からしてみれば踏んだり蹴ったりの結果だったな。でも、アルダスマン国自体は滅ぼせたから御の字じゃねぇのか?」


「ダメよ。成果に対する被害が甚大すぎるもの。こちらの爆炎筒の大半は失ってしまったし、集団戦闘が出来る部隊をいくつも失ってしまった。オマケに本来魔族側で奪う予定だったアルダスマン国の領土はすべて人間側で分割されてしまった。結果は魔族側の大敗北よ。こんな敗北歴史上でも珍しいわよ……ああ、なんで私がこんなときに魔王なんかに……」


「あーはいはい、愚痴なら後で聞いてあげるから次の質問に答えてくれ。次の質問は何故、あんたは魔力崩壊を起こす薬を人間にバラまいているんだ?」


「ばらまく……? 私は幹部に最後の手段で使用するように言ったのだけど……?」


「えっ?」


「えっ?」


 俺と魔王の間に沈黙が訪れた。

 どいうことだ? 魔王は嘘を付けない状態だから、本当に魔王は魔族だけで使用するように命令を出していたのだろう。

 でも、実際はどうだろうか。ヴグラやハルマネの魔法道具屋を見た通りかなりの数が流出しているじゃないか。


「どういうことだ? 俺が調べた限りだと人間側にもそれなりの数が出回っているみたいなんだけど?」


「えっ……それは無理よ。だって……私は幹部クラスの魔族に1個ずつ渡しただけだから……その薬の作り方も私しか知らないはず……」


 うぉい! どういうことだよ!? つまりあんな危険な薬が魔王の知らない所で魔族側から流出しているってことか!? だとしたら相当不味いことだぞ!?


「これはまた頭の痛い事になってきたなぁ……つまり魔王以外にもあの薬を作れる人物がいるということになるじゃねぇか」


「うそ……! あの薬が……? で、でもあれの作り方を知っているのは私だけ―――」


「魔王だけじゃないだろ。その薬の作り方を魔王に教えた人物がいるはずだ……質問を変える。その薬や爆炎筒は誰から教えてもらった? あんたの部下は神から授けられたとか言っていたが、それは本当の事か?」


「ほ、本当の事よ。ある日神と名乗る人物が《意思疎通》を介して私に、爆炎筒と薬の作り方を教えてもらったわ」


「それ以降その人物と話す期会はあったのか?」


「無いわ。そもそも私は相手を知らないから話に向かうことも出来ないのよ」


 神様か……セラの事もあるから。実在するのは間違いない。ただ、それが本当の神なのかはたまた偽装で名乗っているのかは不明ということか。

 まてよ……仮に神が教えたのであれば、今この瞬間も神に見られている可能性がある?


「……分かった。まだ聞きたいことはあるが、それはまた今度だな」


「そ、それで……私は……」


 魔王が不安そうな顔でこちらを見つめてくる。やめて、そんなチワワみたいな潤んだ目で見てこないで!


「……はぁ……分かった……助けてやるよ」


「ほ、本当に!?」


「でも、簡単に出来ることじゃない。まず、あんたは仮にも魔王だ。その魔王が急に居なくなれば魔族側は大混乱になるだろう。それは人間である俺にとっては全く関係ない話だが、それが原因でこちら側にまで被害が出るのは困る。だからまずはあんたを魔王という座から降ろさなければならない。その方法は……まあ、これから考えるとして、次にあんたが神様に目を付けられているのをどうにかしないといけない。本当の神様かどうかは知らないが、少なくとも未知なる技術を持つほどの相手だ。当然、向こうが不快な行動をこちら側が行えば潰しにかかる可能性も十分ある。それで俺が巻き込まれるのは仕方がないとして、俺の家族や仲間まで巻き込む訳には行かない」


「で、でもどうすれば……?」


「手はあるけど……それを今実行することは出来ない。必要な道具がないからな。そして最後、俺の行動の最優先基準は俺の家族と仲間だ。彼女たちに少しでも危害が加わりそうなら……そのときは容赦なく切り捨てる覚悟でいる。それは魔王自身も覚悟しておくことだ。人間に助けを請うのだからそれくらいの覚悟は出来てなければ困る」


「……分かった」


 でも。と俺は言葉を続ける、


「でも、本当にいいのか? 魔族であるあんたが人間に助けを求める……普通じゃ考えられないと思うのだが?」


 人間と魔族……まるで水と油のような存在同士である種族に助けを求めることを選択する生き物など両種族では殆ど考えられないことだ。それでも魔族側で奴隷として生きる人間もいるとのことなので、100%ではないのだろうけど。


「そうね……それは私の価値観の問題かもしれないわね。死んでしまえば全てが終わり……私はね……死ぬことに恐怖を覚えているわけではないけど何も出来ずに死ぬのは怖いの」


「?」


「自分の生よ? 自分の意志で生きたいじゃない。このまま魔王を続けていれば、あなたは必ずここにたどり着いていたと思うわ。実際に会ってステータスを見て確信した。そうすれば私は確実に殺されていたでしょう。いえ、例えあなたに殺されなくても魔王が人間に負けるようなことがあればどのみち責任を取り死ぬしかないでしょう」


「まぁ……そうなるだろうな。俺もあの音声を聞いていなければ間違いなくあんたを殺しに行ったと思うわ」


「でしょ? どっちにせよ。魔王でいる間は死ぬ未来しか見えないのよ。それならば地を這いずりまわってでも、私は僅かに望みのある賭けを選択したいの」


「それは俺が魔族を大嫌いで極悪非道な人間だったとしてもか?」


「そんな人間が絶対に勝てる魔族に対して話し合いを持ち込むと思う? 私なら四の五の言わずに殺すと思うけど」


「そりゃそうか」


「それに……あなた魔族に対して嫌悪感が殆どないでしょ?」


「ん? 何でそう思うんだ?」


「勘と経験かしら。今まであってきた人間にあった視線や雰囲気を全く感じなかったのもあるわ。仮にも魔王だから敵対した人間とはそれなりの数あってきたから言えることだけど」


「……視線や雰囲気を感じ取られてしまうとはなぁ……俺もまだまだか」


「……」


「……分かった。とりあえずしばらくは魔王として行動していてくれ。俺の方でも色々準備しないといけないことがあるから今日の所は帰る―――」


 回れ右をして帰ろうとした俺は、踏み出した足が異様に重いことに気付いた。ん? なんだ妙に暖かい気が……。恐る恐る踏み出そうとした足を見てみると。


「……」


「……あの、魔王さん……何しているの?」


 そこには俺の足にしがみ付く魔王の姿があった。妙に暖かいと思ったのは魔王のその豊満な胸が足首を中心に足に乗っかる形で当たっていたからだった。


「―――いで」


「? なんて?」


「―――らないで」


「? だから聞こえな―――」


「帰らないでくださぁい!」


「はぁ!? 何を言っているんだ!?」


「だ、だって帰ったら次いつ来るかわからないじゃないですか! その間にもしこの様子が外に伝わってしまったら……そ、それにあんな姿を他人に見られたら、わ、私はもういつもの魔王の姿で表に出られる気がしません!!」


「それを今更俺に言う!? 出来る出来ないじゃなくてやらないと行けないんだよ! 《ポーカーフェイス》があるんだから多少はカバー出来るだろ!」


「無理です!! 公の場に出ても絶対今日のことを思い出してしまいます! そうなってしまったら私は助けられる前に色々な意味で死んじゃいます!」


「色々な意味!? 色々な意味ってどういうこと!?」


「そ、それにクロウ様……じゃなくてクロウほど優しい男性を見たらもう、普通の男性を直視することが出来ません!」


「はぁ!? 今日の俺のどこを見て優しく見えた!?」


「だって、だって……今まであってきた男性は皆、飢えた獣のような目で私を見て来るのよ! どんな男性にどんな場面であっても必ずですよ!? あの視線がいやで部屋に引き籠っているようなものですよ! クロウ様……じゃなくてクロウのような目で見られたのは初めてですよ!」


「? どういうことだ―――」


 と言いかけたところで俺は「あっ」と、あることを思い出した。

 それは魔王のステータスの中にあったある称号のことだ。名前は【誘惑する者】。確かに魔王は見た目が美しいから、人を惹きつけるような称号があってもおかしくは無いと思ったが、全員が全員、魔王が好みって訳でもないはずだ。ちなみに俺は大好物だ。大きくも形を崩していない胸は大好きだ。他の部分も外側から見た感じだとパーフェクトだ。でも残念ながら俺はエリラ一筋だ!

 は、話を戻して、で、でも、現在の魔王は《強制》で本当のことしか言えない状態になっている。本当の事ということは誇張なども一切ないありのままの事とも捉えることが出来る。つまり、魔王は本当にすべての男性が飢えた獣のように見えているということだろう。

 じゃあ、何が原因で? そう考えたときにこの世界で真っ先に思い浮かぶのはステータスのスキルと称号だ。中でも称号は自分自身でも見ることが出来ず俺の《神眼の分析》でしか見ることが出来ないのだ。

 魔王の言い方から察するに魔王自身も制御出来ていないとなると、スキルと言う可能性はなくなり必然的に自動発動される称号ということになる。

 慌てて【誘惑する者】の中身を確認するとそこには。


==========

称号:誘惑する者

取得条件

・スキル《幻想魔法》を取得済み。

・周囲の同種族による自身の肉体的評価が高いこと。

効果

・異性に対して《魅了Lv1》を与える。

・同性に対しては20分の1の確率で《魅了Lv1》を与える。

・成功確率はスキル《幻想魔法》のスキルレベル、魔力に加え同種族による

肉体的、精神的な総合評価で分子が決まり、相手のレジスト能力により分母が決まる。

(例:分子:5 分母:10 5/10 = 0.5 * 100 = 50%)

・この能力はどの種族にも必ず発生する。

・この効果で付与された状態異常は消すことが出来ない。

・この能力は初見時に必ず発動され、以後は発動されない。

==========

ステータス異常:魅了

効果

・相手の虜になった状態。この状態になると魅了された相手に対して耐性、思考能力が低下する。

・レベル5まで存在しており、レベルが上がることに効果が上がり最終的には自分では何も考えることが出来なくなる。ちなみにレベル1は見惚れる程度で能力の低下はない。ただし、耐性が低い場合は別。

==========



 予想通り……いや、予想の斜め上を行く凶悪性能がそこには表記されていた。いや、ちょっと待て。ナンデスカコレハ。

 つまり《魅了》に対する耐性がなかった場合は成功率100%ってことかよ!? いや、例え耐性があっても魔王の能力を上回ることが出来なかったら駄目ってこと? なに、このゲームにあったらいとも簡単にバランス崩壊させそうな称号は!? ア〇テリ〇ス計算式かよ! 魔王のスキルレベルと魔力じゃこの世界ではほぼ勝てないじゃねぇか! てことは俺も耐性がなかったらアウトだった可能性があるということか……エリラや獣族たちには感謝しとかないとな。あとでご褒美(意味深)を与えることにしよう。

 つまり、魔王の幹部は毎日魅了状態になっているということなのか? えっと……お疲れ様です。きっと毎日自家発電(意味深)をして発散しないとやっていられないだろうなぁ……。いや、今はそんなことはどうでもいい! 重要なことではない!


「と、とにかく、俺が帰らないとあんたもここから出ることが出来ないんだぞ! それが嫌なら帰らせろ!」


「うえぇぇぇぇぇん、それはいやですぅ! でも、帰らないでくださぁい!」


「どっちかにしろ!」


 なんだろう……駄々をこねる子供の相手をしているみたいだ……。

 こうして俺の帰宅時間は着々と遅くなるのであった。





==========

 暗い部屋の中でわずかに漏れる光とその周囲に存在する雑貨類。それがこの部屋を見たときに辛うじて分かることだった。


「……面倒な」


「――様、お茶が入りました……どうされましたか?」


 ティーカップを片手に持った者が部屋に入ると、暗い部屋の中で光る物を見ていた人物に声をかける。


「これを見て見ろ」


 そういうと光を見ていた人物は光を指出した。光の中には一人の少年と女性がおり、女性は少年の足にしがみついているという、なんとも言えない光景が映し出されていた。


「? これは魔王と……誰ですか?」


「分からん。だが、人間であることは間違いないだろう」


「人間が魔王と話している……?」


「そして人間である者に泣き付いている」


「どういうことですか?」


「分からん。久しぶりに魔王の様子を覗こうとしたらこれだ。何を言っているかは知らないが、魔族にとっては良い事ではないだろうな」


「聞きに行かないので?」


「別に聞いてもいいが。人間に泣き付く魔王などもはや魔王ではない。早々に別に奴に取り換えるだろうから聞いても無意味だろう」


「しかし、魔族でも《意思疎通》を覚えている数少ない人材ですよ? しかも魔王という高い位についているとなれば、易々と手放すのは―――」


「マーキルよ」


「はい?」


「お前は前に技術提供をするのは何故か聞いたな? その時私は何と言ったか覚えているか?」


「確か『気まぐれ』でしたね」


「そうだ。そして、気まぐれとは実に不確定で常にどこに向いているかわからぬ」


「で? どういう意味ですか? 私は面倒なことは嫌いなので結論を言ってください。でなければこのお茶をぶつけますよ?」


「お主は私の部下なのに態度はデカイな」


「誰かのお蔭で鍛えられましたので」


「それもそうだな。では、結論を言おう。魔王が人間に泣き付いているのは気に入らない。だから消す。だが、ただ消すだけでは面白くない。これは気まぐれでやっているのだから。だから私は今思いついたことをやろうと思う」


「なにをするのですか?」


 画面を見ていた人物は、その光に対して上から下へと手を振り下ろす。すると、光は一瞬で跡形もなく消えてしまった。

 そして、代わりに近くの机に置いていた小さな錠剤を掴むとこう言った。


「竜王をけしかけ魔王とその周りの弱い魔族を消す。私の気まぐれに付き合うのは強い者だけでよいのだよ」


 そういうと薄気味悪い笑いを上げるのであった。


 魔王さん……あんたはそれで良いのか……(遠い目)


===2017年===

10/13

・最後の魔王との掛け合いをバッサリ消しました。後から見るとあまりにも展開が無理過ぎたので。申し訳ありせん。

・誤字を修正しました。

10/22

・一部修正しました。

・誤字を修正しました。

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