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第26話:問題だらけの称号と決着

 今回はちょっと短めです。楽しみにしていらっしゃる方には本当に申し訳ございません。


 ※9/22 一部修正をしました。

 結論から言おう。こいつの称号の中身が異常すぎる。



称号:《放火魔》

 取得条件:物を燃やすことを楽し人。

      今までにそれなりに放火を行ってきた者。

   効果:火魔法のスキルレベルが1上がる。

 

称号:《放火の狂人》

 取得条件:大量に燃やしたことがある人。

   効果:火魔法のスキルレベルが2上がる。

      

称号:《放火の狂王》

 取得条件:炎を扱うことに快感を覚える人。

   効果:火魔法のスキルレベルが3上がる。

      火魔法がどんな物でも溶かせるようになる。

      (ただし魔力単体を燃やすことは出来ない)


称号:《他種族を恨みし者》

 取得条件:大切な者を異種族に奪われることで取得。

   効果:―


称号:《他種族の天敵》

 取得条件:他種族を大量に殺すことにより取得。

   効果:他種族戦のときステータス大幅強化

      他種族戦のときに《狂乱》状態になる。


称号:《親殺し》

 取得条件:自分の両親を殺すことで取得。

   効果:―


称号:《国の騎士団》

 取得条件:国の騎士団に入団すること。

   効果:―



 何なんだよこの称号は……ハヤテは他種族に恨みでもあるのか、それとも洗脳教育でそうしているのか……。どっちにせよ、あの状態は《狂乱》になっているというのか。ステータスは変えれても直感かそれともスキルの自動発動によるためなのか。

 どっちにせよ、これは覚えておかないとな。後々役に立ちそうだ。


 今はこれをどうにかして止めないとな。俺はなおも襲い掛かって来るハヤテから距離を取ると一気にスキルを発動する。


―――スキル《明鏡止水》《身体強化》《対人戦》《威圧》発動


 俺の持っているスキルの中でもチートクラスの性能を持つスキルを一斉に発動する。ちなみに身体強化とかはまだ全力で使用していない。全力で使えば最大で10倍までステータスを上げることが出来るが、体にも負荷がかかるので多用は出来ないのだ。今回は2倍で充分だろ(もっとも色々な魔法や剣での攻撃を上げれば勝てるが、実験感覚で使わせてもらいます)


 俺は足に力を入れて踏み込む。蹴り上げた地面がまるでジェット噴射でも受けたかのように砂煙を巻き上げ地面が抉れる。剣に魔力を溜めこむ、この剣は俺が作った最初の魔法剣で風属性を発動出来るようになっている。

 風を纏った剣を振り上る。するとまるで竜巻でも起きたかのような風がハヤテを包み込む。だがハヤテも負けてはいない、全身の炎がより一層燃え広がり、一時的にこう着状態になることになる。

 だが、魔力量で圧倒的な差がある俺に持久戦で勝てるはずもなく、徐々にハヤテが纏っていた炎が剥げだしていた。

 《狂乱》状態のハヤテもこの状況には驚きを隠せないようだ。


「ナ、ナンダコレハ!!」


「俺がただの風を使う訳ないだろ」


 俺は独り言のように呟いた。そう、俺のこの魔法剣(名前は決めて無いが一応風剣と言うことでもしておこう)には、風の刃が起きる以外にも魔力支配の魔法式を一部組み込んでいる。それは風を使うことで強化魔法などの魔法を剥がす力を付加している。もちろん敵の魔力制御や魔力があまりにも格上だったら剥がしきれないが、それでもある程度の能力低下は行うことが出来る。


 この風剣は使えるな、今度使うときはしっかりとした名前を考えとかないとな。


 そうこうしているとハヤテを纏っていた炎は完全に消え、直で切り刻まれているのが見えた。さて、可哀そうですし、そろそろ止めを刺しますか。


 俺は魔法を解除する。するとハヤテは自由落下をしながら落ちてくる。そして


「紅蓮……」


 剣に強化魔法《武器・炎(ファイア・ウエポン)》を付け、そして



「《焔柱撃》!!」


 落ちてくるハヤテに容赦ない炎の円柱が襲い掛かる。普通、火魔法を覚えている人は火にも耐性が付く。(それでも暑いものは暑く感じるけどな)。だが俺の魔法はそんな耐性もまるで無いかのようにハヤテの白銀の鎧をアッサリと消し去ってしまう。あっ、ちなみに《不殺》スキルのお蔭でハヤテ本人は死なないようになっているのでその点は安心を。


 ズンッと響き渡る音。ハヤテが地面に叩き付けられたのだ。白銀の鎧は見るも無残に溶けて砕け散っており、最早原型を留めていなかった。正直なところ死なないと分かっていてもやりすぎた感が抜けなかった。


 こうして俺とハヤテの戦いは最終的に見ると俺の圧勝で幕を下ろしたのだった。


 ……さて、後日対処はどうしようか。


「……また面倒事になるのか……」


 こうして、この世代になってから何度目かになる後日処理に頭を抱える事になったのであった。

 と言う訳で思ったよりあっさり終わりました。当初からこの予定だったのですが、改めて見ると内容薄! と思っている自分がいました。


 今回も読んで下さり本当にあるがとうございます。次回も見て下さると嬉しいです^^ 


 ※9/30 《紅蓮鳳凰剣》を《紅蓮焔柱撃》に変更しました。

※10/17 《異種族を恨みし者》の取得条件が間違えてありましたので、訂正しました。


 ※アドバイス、感想などありましたら気軽にどうぞ。

 ※誤字脱字などがありましたら報告よろしくお願いします。

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[気になる点] 楽し人とはなんでしょうか?称号の取得条件のところです
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