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「彼女との出会い」

皆さん、お久しぶりです

ニア蛇久しぶりの長編連載投稿です

これからも、夢を見続け頑張って行きます

…まず始めになにを語ろうか


そうだな、僕の生い立ちを話そう

あれは、まだ私が


小さかった頃に


テレビを見ていたんだ


その時にどんな病も治す


薬の話をしていた


もちろん当時幼かった僕は


その話を信じて祖母に「僕が大きくなったら僕がこの薬を作ってどんな病気もやっつけるんだ!」

と言ったのを憶えている。


その時祖母は、「○○が作ってくれるのかい?だったらお婆ちゃんは長生きしなきゃね〜」と言ったんだ


だけど…現実は違った…


私が、小学校の六年生になった時に昔を思い出し同じ事を言った事があった。


そしたら…祖母は…「あんた!夢ばっか言ってるんじゃないよ!」と怒鳴られた…


その時、僕は…「あぁ、僕の昔の夢はこの他人(ひと)」にとってはそれくらいの忘れてしまっても良い単純な思い出だったのか…


と思ってしまった…


僕の姿【かたち】を作っていた

ピースの一つが音をたてて崩れた。

…僕は、…僕が大好きなお婆ちゃんの為に言った夢は…そんなに

簡単に吐き捨てても良いくらいの思い出だったの?

僕の夢は…


…僕は泣いた…


聲が枯れるまで


ココロが壊れるまで


夢を見なくなるまで


気を失うまで


自分を失うまで


景色を喪うまで


僕が俺になるまで


悲しさを感じなくなるまで


夢を喪うまで


希望をなくすまで


勇気をなくすまで


様々なモノを無くした僕に


残ったのは愛されたいと言う

小さな望みとホンの少しの

感情だけだった…


時は過ぎ…僕は中学生になった


学校の中では【暗いやつ、気持ち悪い奴、本ばっか読んでる奴、弱虫な奴、死んだような目をしている奴】


と様々な事を言われた…


だけど、図書室でよく話す女の子が居たんだ…誰も近寄ろうとしない僕の近くに…

最初は、ずっと無視した。

だって僕の側に居ると闇【フコウに】なるから


でも、その子は全然平気そうに


僕の近くにくる


痺れを切らした僕は聞いてみた

「君はなぜ僕の近くにくるの?側に居ると不幸になっちゃうよ?」

と脅し紛いに聞いてみた。


これで彼女が僕の事を気味悪がって居なくなってくれれば僕は良いと思った。


そしたら予想とは全く違う答えが帰ってきた


「ふーん、君の側に居ると不幸になるんだ〜」


と軽い感じの話し方で返した


「でも、私はずっと君の近くに居るけど何も起きないよ?

それに、私の主観で見た感じ本ばっか読んでる眼鏡の男の子にしか見えないよ」


と言い僕の手の平を優しく包んだ

「ほら!何にも起きないよ君のテは冷たくて気持ちいいね」


と言った


僕は恥ずかしくなり急いで手を離した


これが、彼女【常盤平ミク】との出逢いだ…


しかし、僕は気になった事がある

まず、彼女がくるのは夕方の図書室だけ

次に彼女を見たと言う他人【ひと】が居ない


気になった僕は職員室に行きこの学校の卒業であり昔から居る用務員のおじさんに聞いてみた


「ねぇ、用務員のおじさん、常盤平ミクって言う女の子知ってる?」


と聞いた時におじさんはスゴく驚いた顔をして居た


「僕は何処でその名前を聞いたんだい?」


そう、おじさんは昔を懐かしむ様な声色で聞いてきた


「図書室で僕が本を読んでいたら毎回近くに寄ってくるからその女の子に聞いたんだ」


そう言うとおじさんは少し寂しそうな聲で言っていた


「そうか、…ミクちゃんが…優しい子だな…昔と変わらずに…」


僕はおじさんが何て言っているのかは分からなかっただけど優しさを少しだけ感じた…


「もし、君がその子と友達になりたいなら少しだけ…少しだけ悲しい事が起こってしまうかもね…」

とおじさんが言っていた


「あの子が悲しむならその悲しみは僕が引き受けてあげるし、僕が悲しいのは慣れちゃったから大丈夫だよ」と彼女には恥ずかしくて絶対に言わない事を言ってみた。

「そうか、君は強いんだね、でもそんなに悲しい事を言うんじゃないよ」と頭を撫でてくれた


それが少しだけくすぐったくてとても温かい気持ちになった。


僕はお礼を言ってその日は帰る事にした。


次の日、また僕は図書室に行った

「やぁ、君は本当に面白い子だね」と彼女の聲が聞こえた


「…君もその髪型似合ってて可愛いよ」と少しだけ違う感じに挨拶を返した。


「っ!…あ、私が、か、かわいい!」と言って顔を真っ赤にしながら本を取りに行ってしまった


「…そこまで変な事を僕はいったかな?」と疑問に思ったが

すぐに本を読むのに戻った。


しばらくして彼女がまだ少し赤い顔を本で隠しながらやって来た


「…ほ、ほんとうに、わ、私がかわいいと思う?」


と僕の横に座り上目遣いに聞いてきた


…オウフ…か、かわいい…


いくらか残っていた感情にダメージが入った


「…僕から見ても君はかわいいと思うよ…胸はまな板だけど…」


彼女はまた真っ赤になった後怖くなった


「な、な、だ、誰の胸がま、まな板ですって〜!」


そう言って僕に2○世紀子供百科を振り下ろした


…っ・い、いたい…


「いたいよミク…」


僕は叩かれた後を指すって言った…ちょっと血が出たかな?


「あ、あんたが、変な事を言うからでしょ…っ!」


そこで僕の手に少し付いていた血が見えたのか顔を青ざめ始めて聞いてきた


「えっ…!ち、血がっ!だ、大丈夫!!?ゴメンね!そんな、そんなつもりは、な、無かったのよ?し、信じて、お、お願いだから…」と次第に泣き崩れてしまった


「だ、大丈夫だから少し出ただけだから気にしてないから」と言って彼女を抱きしめた…


初めて自分から彼女に触れてみたけど…彼女はこんなにも小さかったのか…と思ってしまった


「っ……っ、ほ、本当に大丈夫?私のこ、事が、き、嫌いになったりしてない?」


彼女が捨てられた子犬みたいな目で僕に聞いてきた


「はぁ〜きみの事が嫌いになってたら僕はすぐさま図書室を出ていっててたよ…」

と呆れた聲を出しながら言った


「…し、証明…証明してよわ、私が、き、嫌いじゃないって証拠」

といきなり言い始めた


「…証明ってじゃあどうすれば良い?」


「き、キス…わ、私にキスしてよ!」


と言った


「っ!…き、キスって彼女と彼氏がするやつだ、だろ?む、むり」

僕は顔が真っ赤になるのを感じた

「…ヤッパリ私の事が嫌いになったんだ…」と言って泣き出してしまった


…ヤバイ、こ、これはと思いつつ

彼女を引き寄せて唇を近付け軽いキスをした


「っん!?」


彼女は急に引き寄せられた事を驚く前に僕に唇を塞がれた事が強かったようだ…


「っ…ん…で」

「なんで!!なんで!キスをしたの!わ、私のは、初めてだったのに!?」


…僕は頬を掻き恥ずかしがりながら言った


「そ、それは、ぼ、僕が、き、君の事をす、好きになっちゃたから…」


「ばかぁ……」


彼女は顔を真っ赤にしながらそう言った


「ご、ゴメン、僕も初めてだったから…もし、き、君が嫌だったら本当にご、ゴメンなさい…」


…沈黙が続いた…


「ばか…き、嫌いな奴にキス許すほど私はや、安くないわよ…ま、まぁアンタのき、気持ちを聞くことができてよかったわ…」



拝啓、天国のひいじいちゃん女の子の気持ちを察するのは難しいです。

はてさて


今回は謎の少女に出会い救われた彼ですが次はどの様な事に遭遇するのでしょうか?








拝啓、バカなひ孫よワシも婆さんの時はそうじゃったまぁ若いんだからガンバじゃ!





PS、羨ましいの!

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