私を守るもの
掲載日:2026/08/14
私を守ってくれる法律が私を縛る。
美人は出国禁止。
これは安全のための決まりであり、法律。
私は閉じ込められた世界にいるみたい。
私はこの広い世界で生きているのに、広い世界に行くことはできない。
美人とは誰が決めるの?
美人はどうして誰かに攫われるの?
目に見えない安全と目で見たい景色を天秤にかける。
私の答えはいつも同じ。
私を縛るものが私を守ってくれている。
何故、私は私なのだろう。
生まれてくる時代や場所が選べれば、顔や体が選べればいいのに。
この時代に、この場所に、私は私のままいる。
変えられない事実。
どうしようもない事実。
こんなこと考えていた時があったんだ、私。
日記帳のページをめくる。
過去の自分に会った気がした。
私はいつの間にか縛られるのに慣れてしまっていたんだな。
今の私は歳をとって美人とは言われなくなった。
でももう遠くに行く気持ちと体力がないみたい。
ただ思うことは、私が長生きできたのはあの法律のおかげだったということ。
ベラルーシの都市伝説を知って、書いたもの。人から人へ流れた噂って本当なのか嘘なのか、わからない。
※美人は出国禁止という法律はないです。




