雨とベンチ
昔君が座っていたであろうベンチはもう老朽化していて、今にも座面が抜けてしまいそうな危うさがあります。君がよく来ていた公園です。薄暗くて、なかなか子供はいないけど、なんだか気に入って何度も行っていたのを私は知っています。
お母さんが肺を患って天国へ行ってから、あまり一緒に過ごすことはできなかったのが今でも悔しく思っています。きっと寂しい思いをさせてしまったでしょう。
お母さんが大事にしていた万年筆。
君が小さいころ、憧れて買ってとせがんで。プレゼントに買ってやったのを思い出しました。あのとき、君はたいそう喜んで。それをどこへでも持っていこうとして窘められていましたね。
偽物の宝石がついた黒い万年筆。
最初はインクでいろいろな場所を汚すので、ひやひやしていたものです。
手も机も黒く染まって、それで顔を触るものだから顔まで黒くなって。怒るのも忘れて笑ってしまって。
それから意気込んでつけていた日記。書けたら私や、お母さんのところへ持って行って見せてくれました。でも、外で走り回って遊んだり、家族や友人と一緒に遊ぶほうがやはり良くて、いつの間にか書かなくなっていって。
あのあと、日記は書いていたのでしょうか。
座って待っていても君が来ることはないというのに、なんだかいつの間にかここへ来てしまいます。
降ったりやんだりと、不快な天気です。私は雨は嫌いです。
曇天の分厚い雲に、まだ遊びたいと駄々をこねる幼子のように居座る赤い夕陽が映る夕暮れに。僕はいつもの場所で、何を話すわけでもなく、少年と2人で並んで座っていた。
近くの中学校の生徒が数年前に作ったというローカルキャラクターが描かれた木のベンチ。安っぽい絵の具が自然の力に抗えずに溶けて流れ、木目の隙間が汚らしい。
少年は同じ年ごろに見えたものの、学校でも見かけたことはなく、お互いの住む場所も、名前さえも正確には知らなかった。ただ、座ってミシミシと音を立てる遊具を眺め、雲の流れを追いかける。どうしようもなく空虚で中身のない関係。しかし、その気安さこそが、苦労に満ちた二人にはちょうどよい距離感だった。朝から日が沈むときまで隣にいる。本当にただそれだけだった。
隣に座るその少年は金髪でどこか近寄りがたい少年だった。畑と古くからの民家が立ち並ぶ地方都市では珍しく。クリスマスごろに商店街の店先に並ぶヨーロッパの陶器人形の様であった。その場所がなければ知り合うことのなかったであろう僕たちを引き合わせたのは、このベンチと、養生テープでバツ印がされた寂しい遊具だ。
少年と僕が話すことはめったになく。朝、隣に座る時に会釈をして。目が合えばおはようとあいさつをして。天気の話なんかをするだけだった。
「雨は好き?」
最近は雨が多かった。
「嫌いだよ。だって憂鬱な気分になる。」
彼はふーんと少し含みがある返事をする。
「えっと。君。ルカは?」
いかにも聞いてほしそうなので尋ねる。
「僕は好きだよ。だって雨だと静かで。なんだかいろいろな想像が膨らむから。それに、大泣きしている人がいたらかえって悲しくないみたいに明るい気もちになれる気がしたから」
良く分からない理屈だった。
「でも、やっぱり雨は嫌だよ。でも、雨上がりは好きかな」
なんだかすこし負けたような気分になって言い返す。ルノは嬉しそうだった。望む答えが得られたらしい。
珍しく晴れたその日。少年は足を幼子のようにバタバタと揺らし、隣に座る僕に尋ねた。
「隠し事って悪いことだと思う?」
悪くない。だってきっと言わない方がいいこと。言葉にしないほうが伝わることはたくさんあるから。
「もしも、君が僕の隠し事を知ったら、どんな顔をするんだろうね」
子供らしくないすこし大人びた笑みを浮かべて彼は言った。
突然のことで困ってしまった。初めての内容のある会話としてはすこしおかしいのではないだろうか。
無論、適当に答えることもできたが、それではいけない気がして、土の地面を靴でほじくり返しながら考えた。そして、もしも自分が相手の立場なら、どんなことを口で言おうとも、結局は決して明かさないだろうと思った。小心者の自分だったなら、曖昧にごまかして最後まで思い切りがつかずに終わるのだろう。どうしてかその思いは同じだろうとも思ってもいた。
「なにもしないよ」
それ以上でも以下でもない。明確に理由があったわけではないものの、そう漠然と思っていたのだ。
どうやら風が強いらしく、雲が同じ方向に流されていく中を名も知らぬ鳥が逆らって飛んでいる。
「ルカ。ルカっていうんだ、僕」
なぜ名乗ろうと思ったのかは自分でも分からなかったのだが、彼の話を遮ってしまいたかったのかもしれなかった。必要以上に知ってしまいたくなかった。深く立ち入ってしまっていいことはなに一つないのだから。母や父や。知らない主婦たちがする噂話のように。なんだか知ってはいけないことのような気がしていた。僕は人当たりの良い笑顔を意識して答えた。だが、不器用な笑みはさぞ不格好だったのだろう。ルノは何かが吹っ切れたように笑った。
「僕は、ルノ」と返した。
沈みかけた夕日が彼の柔らかな金糸のような髪を照らし、はにかんだ笑顔が眩しくルカの視界に映った。互いに踏み込まずにいた場所は、ただきっかけがなく、必要以上に怖がっていただけなのかもしれないと思わせた。
僕たちはそれ以上語り合わなかった。言葉を超えた何かを手に入れ、街灯が切れて暗くなった公園に控えめに笑いあった。
その日からも変わらず、日が沈む間際まで一緒に過ごした。名前を名乗ったあの日からも、何も変わらず、お互い何も聞かなかった。関係を壊したくないという思いが互いにあったのだろう。風船をつつくのをためらうような、そんな空気だった。
町は最近になって村から変わったところだった。農地が急速に住宅街へと姿を変えていく。都市部に電車で行くには乗り継がなければならず、さほど便利ともいえないのにも関わらず、山がちで自然が多く残るここは人気なのだという。古い、なんでも他人のことを知っているかのようななれ合いと、こんにちはの挨拶さえ交わさない。都会ぶった人間たちがキメラのように入り組んでいた。
その中でも、お城のような大きな家が一軒、通りからひとつ外れたところにあった。外面だけでは中の様子は分からず、しばしば身もふたもない噂話が生まれた。しかしルカにとっては関係のないことだった。大人たちのテンプレートのようなゴシップよりも、その日のこと、家でどう波風を立てずに過ごすかのほうが大事だった。
そのころからだった。ルノは咳き込むようになった。軽い咳だったがしだすとなかなか止まらなかった。背をさすったり。慰めてやるべきだったのかもしれない。もしくは大丈夫かと聞いてやればよかったのかもしれない。しかし、優しい言葉も、気の利いたことも言えず、僕はただ隣にいて、たまにそちらを見るだけだった。
そのときいつもと違ったのはルノは僕の方を向き、突然尋ねたことだった。
「ルカ。もしも行くなら、天国と地獄、どっちがいい?」
彼は決まって僕が困っているとき、追い打ちをかけるようにこういう類の、どうにも返答に困るような質問をするのだ。
それは当然、天国に決まっていると答えようとして、僕ははたと気づいた。自分たちは天国に行ったとして、幸せに暮らせるのだろうかと。天国がどんなにすばらしいところでも、きっと何も変わらない。周りが変わっても結局のところ自分自身の根本は変わらない。
「今でさえ失敗してるんだから。天国へ行っても馴染めないよ。地獄行きじゃないかな」
どうしてだか、その言葉にルノは嬉しそうに笑った。青みがかった瞳が空を見て、「僕も。」とだけ言い残し、立ち上がって帰っていった。
そんなことがしばらくの間続いた。答えの見えない短い問いを投げかけ、はっきりと自分の考えも言わずに、質問の意図が分からないうちに帰っていくのだ。次第に痩せたように見え、咳も頻繁になり、風邪ではないことが分かった。吹く風が暖かくなり始める頃のことだった。でも、相変わらず彼がどんな生活なのか、どんな人間なのか少しも分かってはいなかった。
なんでもそつなくできる兄を見習って空回り、春の変わりやすい天気のように乱高下する母の機嫌をうかがっていた。いつもは基本的に仲が良いのだが、その日の気分によってものに当たったり、過去のことを掘り返して叱ってきた。勿論、反抗期特有に、かっとなってつい余計なことを言ってしまうのも一因ではあるのだろうが。どうにも家には居たくなくて、離れていたいときがある。
こびへつらってもできないことはできない。むしろ、当たり障りのない態度は、何を考えているか分からないという評価になったようだった。現実から目をそらし続け、行き先も、帰り道を見失ったようだと知ったのは最近のことだ。
その次の日、ルノは公園にいなかった。ルカは一人でベンチに座り、空を見上げ、分厚い雲が空を覆っていくのを眺めた。
彼は日記を書いていると言っていた。見たことはないがきっと丁寧な文字が整然と並んでいるのだろう。ルカはそんなことをしようと思ったことは一度もない。これからも書こうとは思わない。
次の日も、その次の日も、そこに座り続けた。
死んでしまったかな、なんて不謹慎な予想をし、
引っ越したのかな、なんて楽観的な妄想をした。
彼も何か後ろめたいことがあって来ていたのだろうからそれが解決してくる必要が無くなったのかもしれないとも思った。
本屋へ行って挙動不審にあたりをうかがいながら、やっとの思いで日記帳を買った。書くことが思いつかなくて今日の天気は曇り、とだけ書いた。
しかし、稀にみる豪雨の次の日。雨が降り、ぬかるんだ地面を踏みしめてベンチに行くと、何事もなかったかのようにルノが座っていた。金髪は濡れて張り付いていた。彼はすこし苦しそうに息をした。走ってきたようだったがそうだとすれば服がきれいすぎる。
人との距離の取り方なんて教わっていないし、踏み込み方を知らなかった。とっさに着ていた上着をかけ、一緒に古びた木の屋根の下に入った。
ルノが「優しいんだね」と言い、ルカの頬についた水滴を指で拭うと、その瞳を細めた。手についた泥が頬につき、水滴がそれを広げる。ルカはルノの細い指先が細かく震えるのを見て、その手を掴み、自分の手を重ねた。
「死ぬの?」
失礼だ。振り払って、今後来なくなっても仕方のないような質問。
ルカはそれだけを問いかけた。ひどい言い方だと分かっていたが、ルノは
「うん」と微笑んだ。そんなことが分かるはずもないとか。ならどうしてここにいるんだとか。なぜとも聞かなかった。きっと分かっていた。
目を見て話しなさいと誰かが言ったのを思い出しつつ、ルカは重ねた掌を見つめながら「いつ?」と問うた。
ルノは落ち着いたテノールで「近い日に」と答えた。
ルノは手を握り、一瞬泣きそうな顔をした後、ポケットから何かを取り出してルカに握らせ、「だから。、、、、、てね。」とだけ言って歩き去った。また強くなった雨が言葉を遮る。聞き返すこともできなくて。ヘドロの地面に足が埋まってしまったかのように、追いかけることもできず。それが裏切ったようで。彼に一人逃げ切られたような。出し抜かれたような気がして。こみ上げて向かう先のない怒りに、二人分かかっていた上着がかぶさる場所を失ってベンチにつくのを払い、投げ捨てた。
渡されたものを見ると、ハンカチに包まれたそれは、彼の瞳の色によく似た――
空に行ってきて墨を垂らしたかのような、晴れ切らない色の宝石のついた万年筆であった。
その万年筆を使って何かを書く勇気はなく、芸術品として眺める感性もなく、かといって売ることもできなかった。輝くそれは貴族が手紙を書くときに使っていそうな高級感があるもので、とても彼が買ったものとは思えなかった。早く手放してしまいたいとそう思っているのに。これを持っていたら彼と。ルノと絶対にもう会えない気がした。でもかといって捨てることはできなかった。せいぜい両親に見つからぬように隠しておいて、知らぬふりをすることで少しのつながりを保っていようとした。
彼がずっと来なかったらと思うと尻込みしてあれ以来公園へは行かなかった。それに、彼のあの行動が僕とルノの曖昧な友人関係を終わりにしたような気がしていたのだ。
気づけば、少年と呼べる日々は車窓から後ろへ流れる景色のようにめまぐるしく変化し、先には老いが待ち受けるばかりの大人になっていた。あの時感じた風景は思い出せても、本当の意味で再体験することはできない。未熟で、身勝手で、幼かったあの時にはもう戻れない。
自分に向いていることも、自分の好きなことも自分ではわからずに、惰性で新しいショッピングモールに客足を取られ始めた町の商店に就職した。しまったシャッターばかりで、シャッターアートなるもので盛り上げようとしてはいるが、逆にそれが哀愁を漂わせている過去の遺物だ。長年通っている、話好きの客に笑って見せ、口うるさい客に頭を下げた。新しいものに適応できなかった者だけが集っているかのようにも見えた。特にどこに寄ることもなく帰って寝て、起きて何もせずに一日を終える。そしてまた働く。
その日々の中で、時間ができて地方テレビをつけると、一帯の開発のために近所の公園がなくなることを知った。なんでも、新しいアミューズメントパークができるのだという。地域の活性化や子供の居場所というキャッチフレーズを高らかに宣伝する業者がインタビューに映っていた。
暗く、子供が遊ぶには適さず、遊具も古く危ないからだという。周囲のうっそうとした林を切り開いて明るい活気にあふれた街にと締めくくった。
周辺住民の話と称して聞き込みをする様子を何も考えずに見ていると、知らないはずなのにどこか見覚えのある男性が映った。近くの豪邸――近所の子供たちが城と呼ぶあの家の人であった。
子供が良く遊びに行っていたと公園だったので残念だが仕方がないと答えていた。なくなる前に見ておきたいと最近は夕方に散歩を兼ねて行くのだという。
何かに突き動かされるように走り出していた。ポケットにあの万年筆を突っ込み、雨が降り、泥が跳ねるのも気にせずに、あの公園へ向かった。今もまだみすぼらしい姿をさらす公園の隣にはマンションがいくつも立っていて、幼い子供の手を引いた母親がこちらを見て目を背け、子供の手を引いた。
どうしてそうしたのかは自分でも分からない。あの時の少年。ルノのことを思い出した。あの光る髪。笑って細まった瞳。気づかないふりをしていただけで、何も語らずともルノがあの城の王子様だと分かっていたのかもしれない。いや、今でも分からない。ただ、あの金髪は本の中の王子様そのものだった。
あのベンチにはテレビに映っていた男性が座っており、雨に傘もささずに空を見上げていた。何も知らずにいたら疲れたサラリーマンが自暴自棄になっているとしか思えない姿勢。ルノではないと直感で分かったが、その瞳は確かにあの色を思わせた。
「ルノ?」
ルカは問いかけた。違うと分かっていても。
男性は雨に濡れて跳ねた泥で服を汚した姿に怪訝そうに眉をひそめ、
「それは私の息子ですが、何か」と言った。その憔悴しきった顔を見て、私はルノと、あなたの息子と。そう口にしかけて気づく。彼との関係ははたしてなんであったのだろうか。友人と言うのは軽薄で、親友というのも幼稚だ。かといってほかに表せる語句を持ち合わせていない。
互いに雨の音に聞き入っているのだと錯覚しそうなほどの静けさを破って、
「ルノを知っているのですか。」
男――ルノの父親がそう前のめりに聞いてくる。ルカは少しまた悩んだ末に、あの日のように上着を頭に乗せ、
ただ、「これは、全部あなたが預かってください。そして。その、書き続けて」と。あの日の言葉。これを、でなくて全部部預かって。そして書き続けてというお願い。どうしてそう言ったのかはいまだ分からないでいる。今度はルカが黒光りするそれを握らせて。涙を拭いてやることはしなかったが。雨粒が代わりをしてくれた。
男性は驚いたようになり、万年筆と、その頭の宝石を見て息をのむ。彼の中を、ルカとの思いが——宝石の記憶が駆け巡っているのだろう。一筋流れた涙が雨と混じって地面に落ちていく。それを見ると、あの日のようにルカは何も言わずに歩き始めた。
「待ってくれ」と呼び止める声に、笑って、「僕はルカ。ルカっていうんだ」と、彼に伝えたあの言葉を返した。やはり笑顔はへたくそだ。水たまりの揺れる水面にかすかに不格好な姿が映る。今思えば不思議なことだ。彼にはそれしか自分のことを話していない気がするのに、すべてを話したように記憶している。
ルノがどうして公園に通っていたのか。どうして万年筆を僕なんかに預けたのか。何も知らなかった。かといって、勝手に推察することは憚られた。でも当時の僕たちは何でも知っていた。
ルノが肺の病気で、若くして病死したこと。母親が肺の病気で亡くなり、忙しい父親は子供をずっとひとり家に置かざるをえなかったこと。そして一人息子も遺伝的な、母と同じ病でこの世を去ったことを噂で知った。ルノの言った秘密を。あの時一番嫌った大人たちの噂話で知ったのだった。
結局、僕だけが知ってしまって、僕の秘密は彼に教えなかった。でもあの時話したように、何も思わなかったし、何をするわけでもなかった。
彼は天国で暮らしているのだろうか。かつて僕は「地獄に行くだろうね」と言った。でもルノは天国へ行くべきだ。そうなぜか自信を持って言えるようになった。そして、一緒にと言ったのだから、僕も天国へ行かないといけないのだろう。
でも、天国というものがあったとして、僕はうまく生きることができるのだろうか。不器用で、いつまでも子供のままの大人たちは。できなかったら公園をさがして、一緒に座ればいい。日が暮れるまで一日中。
そして久しぶりに会ったら、「僕はお前よりもうまくやった」と言ってやろう。そうしてあの達観した態度をくじいてやろう。それがいい。
あのペンは持っていても良かったのかもしれない。僕がこうしてまた彼のことで悩んで、考えていることで、彼の目的は達成できているだろうとも思う。脈絡のなく、突拍子な彼の質問で何度悩まされたことか。貰ってすぐ、図書館で調べたーブルートルマリン―友情という石言葉を持つとされる深い青。どこか色の抜けたようなあの宝石がそれだったのかは分からない。でもきっとそうだったのだろう。どこか雨模様の空のような憂鬱で、どこか寂し気で。それでも美しく光り輝き、見る人の心をつかんで離さないそんな石。相手の、新たな段階への出発を祝う贈り物とされる万年筆。
僕は町を出ていった。
町を出た鈍行列車からは、もうあの公園は見えなかった。
君とあの少年はどんな会話をしていたのでしょうか。
きっと仲が良かったのだろうね。
1人には広くなってしまった家を売り払って、こじんまりとしたアパートに住み替えました。
新しくできた商業施設が近く、子供たちが競い合って走っていくのが聞こえてにぎやかになりました。
跳ねるような笑い声が聞こえている。君も昔こうして駆けずり回って遊んでいたね。
机の上に、窓から眩しい日の光が差し込んで、紙が白く輝いています。
書き始めたのは最近で不慣れではあるけれど、文章を書いていると不思議と落ち着いた気持ちになります。
君の万年筆が帰ってきた。これで、毎日少しずつ書いていきます。
君に、書いて伝えたいことは山ほどあるから。
雨が上がってきた。雨はやはり好きではないが雨あがりはすがすがしく、晴れやかな気分です。
読んでいただきありがとうございました。はじめまして、くろまめしばです。どうぞよろしくお願いいたします。




