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同じ上等な桃でも、作る人が違えば?

作者: 七瀬
掲載日:2022/10/04






昔むかし、ある所に......。

同じ村で、同じ桃を育てている

おじいさんとおばあさんがいました。



おじいさんは、村の者から嫌われていましたが、、、?

おじいさんの作る桃は、絶品だと村の者や国の将軍さまにも

有名な桃になりました。



『オジイの作る桃は、絶品だの~! この桃を村の者達にも

食べれるように、売ってくれんか? 安くで買うぞ!』

『ダメだ! ダメだ! ワシの作る桃は、特別旨い桃なんじゃ~

一般人なんかに! この桃の価値など分からん!』

『それは? 承知の上で言ってるんじゃ~オラたちにも、1度で

いいから! オジイの桃を食べさせてほしいんじゃ~!』

『お前ら~に! ワシの桃の本当の味などわからん!』

『相変わらず、好かないジジイじゃの~!』

『まあ、ワシはそれでいい! それが! ワシじゃい!』

『・・・やっぱり好かんジジイじゃ~』





結局、おじいさんの作る桃は、、、?

貧しい市民に、高級な桃は誰一人食べる事ができませんでした。

桃を買えるお金もないし、だからと言って!

勝手に、オジイの作る桃の木から桃を取る訳もいかない!

一度でいいから、甘い桃を食べてみたい。




・・・そこに。

おばあさんが、村に桃を持ってやってきました。


『・・・私の作る桃は? とっても甘い桃だよ! 値段も、この村の者

でも買える値段にしてあるよ。どうだい? 1つ買ってみないかい?』

『おいおい? オバアが作る桃が、ココにあるぞ! 1つ買って

家に帰ろう!』

『桃を売っているのか? オジイは、桃を売ってくれなかったが?

オバアは、みんなに安くで桃を売ってくれる! なんて、優しいオバア

なんだ! さあさあ~みんなオバアの作る桃を買っていけ!』




おばあさんの桃は? あっという間に売れてしまいました。

オジイの桃は、とっても甘くジューシーな桃ですが?

オバアの桃は? 少し渋く甘い桃とはいえません。

でも? 初めて食べる村の者達はみんな喜んで桃を食べました。

それから、おばあさんは? 桃ができると村に持ってきて安くで

みんなに売ることにしました。






・・・それから?

オジイの桃は? “高級品な桃”として! 市民には手が届かず。

桃は、どんどん腐っていきました。

唯一! 食べれる者達は? お金持ちか? 殿様ぐらいです。



オバアの桃は? 少し渋い桃でしたが、村人から美味しいと言われ

おばあさんが桃を売りに来ると? 何時も完売です。

みんなに愛されるおばあさんの桃は物凄く人気がありました。

毎年、桃ができると? おばあさんの桃が売られています。


 




・・・結局?

どちらが良かったのでしょうか?

高級品のおじいさんが作る桃は? 売れ残って最後は腐って捨てられます。

それに比べて?

おばあさんの桃は? 渋い味の桃ではありましたが?

村の者達から、人気の桃でした。



同じ土で同じ桃を育てていても。

その桃をどうするかで決まってしまうのです。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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