同じ上等な桃でも、作る人が違えば?
昔むかし、ある所に......。
同じ村で、同じ桃を育てている
おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは、村の者から嫌われていましたが、、、?
おじいさんの作る桃は、絶品だと村の者や国の将軍さまにも
有名な桃になりました。
『オジイの作る桃は、絶品だの~! この桃を村の者達にも
食べれるように、売ってくれんか? 安くで買うぞ!』
『ダメだ! ダメだ! ワシの作る桃は、特別旨い桃なんじゃ~
一般人なんかに! この桃の価値など分からん!』
『それは? 承知の上で言ってるんじゃ~オラたちにも、1度で
いいから! オジイの桃を食べさせてほしいんじゃ~!』
『お前ら~に! ワシの桃の本当の味などわからん!』
『相変わらず、好かないジジイじゃの~!』
『まあ、ワシはそれでいい! それが! ワシじゃい!』
『・・・やっぱり好かんジジイじゃ~』
結局、おじいさんの作る桃は、、、?
貧しい市民に、高級な桃は誰一人食べる事ができませんでした。
桃を買えるお金もないし、だからと言って!
勝手に、オジイの作る桃の木から桃を取る訳もいかない!
一度でいいから、甘い桃を食べてみたい。
・・・そこに。
おばあさんが、村に桃を持ってやってきました。
『・・・私の作る桃は? とっても甘い桃だよ! 値段も、この村の者
でも買える値段にしてあるよ。どうだい? 1つ買ってみないかい?』
『おいおい? オバアが作る桃が、ココにあるぞ! 1つ買って
家に帰ろう!』
『桃を売っているのか? オジイは、桃を売ってくれなかったが?
オバアは、みんなに安くで桃を売ってくれる! なんて、優しいオバア
なんだ! さあさあ~みんなオバアの作る桃を買っていけ!』
おばあさんの桃は? あっという間に売れてしまいました。
オジイの桃は、とっても甘くジューシーな桃ですが?
オバアの桃は? 少し渋く甘い桃とはいえません。
でも? 初めて食べる村の者達はみんな喜んで桃を食べました。
それから、おばあさんは? 桃ができると村に持ってきて安くで
みんなに売ることにしました。
・・・それから?
オジイの桃は? “高級品な桃”として! 市民には手が届かず。
桃は、どんどん腐っていきました。
唯一! 食べれる者達は? お金持ちか? 殿様ぐらいです。
オバアの桃は? 少し渋い桃でしたが、村人から美味しいと言われ
おばあさんが桃を売りに来ると? 何時も完売です。
みんなに愛されるおばあさんの桃は物凄く人気がありました。
毎年、桃ができると? おばあさんの桃が売られています。
・・・結局?
どちらが良かったのでしょうか?
高級品のおじいさんが作る桃は? 売れ残って最後は腐って捨てられます。
それに比べて?
おばあさんの桃は? 渋い味の桃ではありましたが?
村の者達から、人気の桃でした。
同じ土で同じ桃を育てていても。
その桃をどうするかで決まってしまうのです。
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