エルゴノミクス・テキスト
不確かな日々に 確かな意味を
書いては消して 消しては書いて
よれたノートに 轍と消えた
ことばはきっと 恨んでいる
重ねて 重ねて 重ねて 重ねて
調和、韻律、姿と形
感情、温度、色、音、匂い
余白に振り仮名 あるいは注釈
空気に読み仮名 あるいは補足
不確かな幻想を 確かな現状に
書いては書いて 書いては書いて
たった2つの数字の羅列
何万 何億 何兆 何京
ことばはいつか 光るのかな
削って 削って 削って 削って
時間、熱量、こころと身体
感情、温度、色、音、匂い
余白に振り仮名 あるいは注釈
空気に読み仮名 あるいは補足
あるいは空白
ことばはどこに 放たれる
ことばはきっと 恨んでいる
ことばはだれに 贈られる
ことばはいつか 光るのかな