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第3話 まだまだ若いですが、命の危険を感じております。

読み直してないので誤字があったら後で修正します!

あ、今回やっと話が動きます!


はい。さっそく修正しました。すいませんでした。

「今日は最悪だったなぁ」

いろんな出来事がありすぎて、珍しく1日があっという間だった。出来事といっても全て悪い事だったが。

それにしても、死ぬほど暑かった朝とは違い、オレンジ色の空に虫の声、涼しい風と、夕方は非常に過ごしやすい。これなら文句なしだ。

「……」

無言で家のドアを開ける。いつもは母さんが「おかえり」と言ってくれるのだが、声が聞こえない。どうやら今は出かけているらしい。

自室までノロノロと歩き、ドアを閉めて鍵をかける。背負っていたカバンを乱暴に床に落とすと、制服を着替えずベッドに寝転ぶ。

あぁ、俺は今、いったい何位まで落ちているんだろう。100まで落ちてたらどうしよう…

そんな事になってたら徹夜しても間に合わない…

そんなことを考えながらスマホ画面を見ると、通知の嵐だった。ロック画面は通知で埋め尽くされて、壁紙が見えなくなっている。どんなに下にスクロールしても通知の山は消えない。

「えっこわ…」

ここで俺には、二つの理由で恐怖心が生まれた。まず一つ目。Combine swordsの通知は、イベントに参加しているプレイヤー、つまり、Combine swordsを起動している時にしか来ない。だから、イベントガチ勢はアプリを起動したまま外出したりする。(ちなみに俺はしない)それなのに、もしかしたらCombine swordsから大量に通知が来ているかもしれないという事だ。普通だったらありえない。それとも新手の心霊現象だろうか。やはり電子機器の時代にもなると、幽霊も電子機器で何かを伝えてくるのかもしれない。

二つ目は、もしかしたら他人からのメールかもしれないという事だ。まぁわかると思うけど、俺のメル友といえばCombine swordsの運営だけだ。(メールを送ってくれる人=メル友)もしこれだったら社会的にヤバい。心霊現象とは別の怖さがある。架空請求業者からだったらかなり面倒だし、他人に何かのアカウントを乗っ取られ勝手に買い物されてたら超ヤバい。めっちゃヤバい。…………俺、死んだ方が楽なのかも。

心霊現象の方がマシという考えになってきたところで、通知内容を確認する。

大量の通知は、全てメールだった。

ーーーーーヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!

嫌な予感は的中したのかもしれない。脳内がヤバいで埋め尽くされる。

どどどどどっちだ。文字化けとかだったらアレだ。アレ。アレだ。

それか「登録ありがとうございます」とか「お買い上げありがとうございます」だったらアレだ。アレ。

どっちにしろヤバい。冷や汗がダラダラと溢れてきて、スマホを持つ手が震える。

ああ…神様…!!助けてください!!これアレだ!現実から!現実から別の所に!!そしたら逃げ切れる!!神様ぁ!何でもしますからぁ!

心の中で土下座をし、何度も何度も頭を下げる。

いるかもわからない神に向かってただただ願う。

ピロリン

「ぎゃああああああああああごめんなさあああああああああああ」

突然の通知音に驚き、ついスマホを落としてしまった。

「なんだよぉ!……なんだよぉ…!」

床に落ちたスマホから距離を取る。誰だ。誰からなんだ。

確認したい。めっちゃしたい。でも確認しないですっとぼけてる方が良いのかもしれない…だって、この世の最良の言い訳は「知らなかった」なのだから。

…なんてカッコつけられるのも今のうちだぞ!?!?!?

心の中で大声でツッコむ。自分に。悲しいけどこれがノリツッコミって奴なんだろう。やってみてわかった、虚しいという気持ち。

ピロリン

「ぎゃああああああああああ!」

ピロリンピロリンピロリンピロリンピロリン

「ごめんなさいいいいいいいいいいひいいいいいいいいいごめんなさあああああああああああ!!」

怒涛の連続通知音。もう正気を保てなくなっている俺は謝る事しかできない。



しばらくして、通知音はなくなった。

「ひっ…うぅ…」

俺はというと……号泣していた。いや、泣いて当たり前だから。こんな体験マジねぇから。

そして室内に静寂が戻ってきた。スマホの周りは、ゴゴゴゴゴゴゴゴという効果音がつきそうなほど異様な雰囲気が漂っている。

できれば近づきたくない。

コトッ

「うぎゃああ!!」

ちょっとした物音でも敏感に感じてしまう。……ん?敏感…?

そうか……………………下ネタかぁ……そういやこんな話あったなぁ……

これにはちょっとした勇気がいるが、今なら誰もいない。俺の心との戦いだ。

深呼吸をして、立ち上がる。目標はすぐそこにあるのに…あるのにっ!

足が動かない。今まで溜め込んでいた恐怖心が、器という名の心からぶわあっと溢れてくる。だ、ダメだ。ここで止まったらヤバいって。立ったままは怖いって。

足元がフラつく。いやいや、ここで強い心を持たないと。っていうかスマホ相手に何をしてんだ俺は。

冷静になり、もう一度深く深呼吸をする。………よし。もう決めた。決めたもんね!決めたからにはやりきるからな!

俺は大きく腹いっぱいに息を吸った。そして…

「おっ●ああああああああああああああああああああああい!!!!」

大声で叫びながらズカズカと足を前に進め、スマホを拾い上げる。ここまで3秒かかった。

「はぁ…」

やりきった感がすごい。ごめんなさいご近所さん。今度お菓子持っていきます。母が。

あれ、下ネタって霊が嫌いなやつだった気が…いや、いいんだ。何事も勢いは大事だ。

よし、メールボックス見るぞ…見るぞ!!見るぞおおおおお!

ある程度気分を高めて、メールボックスを連打する。読み込みが遅い…

「うあっ!?」

読み込みが終わると同時に、大量のメールが映し出された。ほとんどが変な会社からだった。あっ(察し)。

しかし、連打していた指があるメールを開いてしまう。

「だ、誰…?」

送信者は会社ではなく、誰かからで、メールの内容は非常に短かった。

【わかりました】

たったこれだけである。誰かが間違えたのか…?

「誰だよ間違えたや…」

あれ、なんか目眩が…

バランスがとれなくなり、バタッと後ろに倒れこむ。

後ろがベッドだから助かった。だが、意識がどんどん薄れていく。

あれ…俺…死ぬのかな…

なん……で…

ピロリン

ーーーー最後に、あの通知音が聞こえた気がした。





【ようこそ。Combine swordsの裏世界へ】


お久しぶり…ではないかな。結構投稿ペース早いと思います。NNです。

やっと、やっと異世界に行きます。

私としては、今すぐにでも新キャラを出してワチャワチャさせたいのですが、あらすじで書いていた"神様"もまだ出ていないので、新キャラはもっと後ですかねぇ…

ちなみに"神様"なんですが、ビジュアルしか思い浮かばず、名前や性格、設定が思いつかなかったままあらすじに登場してます。とりあえずピンクの髪とかピンクのドレスとかで超女の子って感じなんですけど…性格がねぇ…なかなか良い感じのが思い浮かばないんですよねぇ…もう出会ってすぐにLINE交換してくるような子でもいいかな…「ヤバいチョーイケメンじゃーんww彼女とかいるんですかぁ〜?」………こんな神様嫌だ!!

って事で真面目に考えます。神様がいったいどうなってるのか、次回で見ていただきたいと思います…!

なるべく早めに投稿できるよう頑張りますので!

ではっ!

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