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イマゴロセツナ 詩集

蜂起スパルタカス

作者: keisei1

 夜が明けた



 昨日の夜はヒドかった 君と喧嘩しちゃって

 

 涙と傷 拭えずにいたよ


 塞ぎ込む文豪の 遺言みたいなセリフだけは


 口にしたくなくて



 青空 飛ぶ鳥を 眺めた


 前を見て行こうと


 泣き顔 拭って 立ち上がる僕は 生身の奇跡を知った



 学校 会社 みんなありがたくて


 そんなの分かってるけれど 時には不自由を感じて


 だからこそ 仲間 友だち 支えてくれるみんなの


 そのぎこちない笑顔を 本当の笑顔に変えようと


 心に決めた僕は 蜂起スパルタカス





 今日の朝は少しはいいみたい 君とは距離はあるけれど 

 

 泣き顔と痛み 拭い切れず


 「人間失格」なんてね 絶対に言いたくないよ


 それが僕の遺作なんてイヤなんだ



 ご飯は美味しくて 何となく涙  


 だから前を見据えて行って


 鎖を切って 泥を口にした僕は アンチヒーローだ



 ルールや法律 それは僕らを守ってくれる


 そんなのは分かってるけれど 時になぜか胸が詰まるよ


 自由や孤独 それは隣り合わせの双子で


 僕の背伸びした決意を 時に挫くのは分かってる



 青い空と 澄んだ空気を 一呼吸して飲み込んで


 まっさらな気持ちで歩めば 時に雨が一粒


 だからかも 仲間や友達 離れる人も稀にいるけれど


 僕の器用じゃない生き方を 祝ってくれる人たちのためにも



 立ち上がる僕は 孤独な蜂起スパルタカス


 僕は矛を手に取り 空に雄叫びをした




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