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高校生エレクトローター  作者: tatuyaTV
20/22

20話 Sランク

生活リズムが人生のすべて。

「相変わらず、すごい記録だな」


広翔は驚かずにそう言った。

海波の実力は何回も見たことがあったからだ。


「ありがと。ほら次、広翔の番だよ。」


背中を押される様に言われた広翔は、苦笑を見せて測定に向かった。


広翔はゆっくりと台式測定機に手を置く、そして軽く念じる。


数秒の間、思い出したくもない感覚が芽生えてきた。嫌だった•••



•••



《1ーA、美咲 広翔。 》


また転々と喋り出した。


《念力濃度、131。ランク...S 分解速度、1050m/s ランク...S 精密度、11ミリ ランク...S》


•••


広翔の結果は最高だった。



『・・・おい、嘘だろ…』


小さな疑惑の声が周りから湧き出ているのがよくわかる。


広翔は列に戻ろうと振り返ると、たくさんの視線が向けられていた。


台式測定器は3台。機械の音はよく聞こえるようだ。



Sランク能力者。

世界でも数名しかいないと言われている、特別高級な能力者。兵器と言っても過言で無い位である。皆が驚いているのも無理はなく、あり得ないほどだ。





『・・・S? 故障じゃないの?…』


ざわざわとした雰囲気は止まなかった。


Sなどあり得ない、




広翔は点々と列に戻った。


「まったく…本当に測定するとはね…」


海波は《バカじゃないの?》って感じで微笑を漏らしながら、ため息交じりにそう言う。




「仕方が無いだろ。 やらないわけにもいかないし。」


広翔もため息を交えながらそういった。


「測定器壊すとか、暴れ出すとか、 なんかあったんじゃ無いの?」




「ばーか。停学になるぞ」


広翔は少し笑って、目をつむった。その言葉に海波は下をむいて少し怖い顔をした。



「でもこのままでいくと、また…」


海波は声を縮めながらそこでいい止まった。

広翔にはその言葉の先が十分に分かっている。


「大丈夫だろ、あの組織とは縁を切ったはずだから。」


「・・・…」


海波はなにも言えない。



「自分の身の心配もしとけよ。」


ふっと、広翔は微笑んだ。




「そうね。さて、取り合えず一つの測定は終わったことだし貝木のとこにいく?」


表情を戻し、話を切り替えす。


「そうだな。次の測定に間に合わない様にしようぜ。」





広翔たちはルームを出て保険室に向かった。











・・・・・・・・






ルームの雰囲気は止んでいない。もちろん広翔の話で持ちきりだった。

Sランクなど日本でも1人や2人ぐらいしかいない人材。

彼らの驚きは仕方ないものだった。



『ねぇ、あのAクラスの子いったい何者?』




『さあ?美咲って言ってたよね…』




これは女子二人の会話の様だ。


『Sランクとか… 聞いたことないし…』





『どんな能力なんだろ?』




他にも疑問の声がたくさんの上がっている。




『なんか顔もまあまあだし、頭良さそうだし、話しかけてみればー?』



肩を大きく叩きながら笑った。



『えーー? やだよ、なんか怖くない? 性格悪そうだし。』




『まあ確かに、話しかけずらいっていうか?』





ルームはこんな持ち話がひそひそと立ち回っていた。




・・・・




保険室。1階の職員室の隣にあるルームだ。





広翔と海波が保険室のドアを開けようとすると、



《失礼しました。》



その声が聞こえるとドアがガラッと開き、大きい体の男が出てきて鉢合わせになってしまった。



ドアの前で肩と肩が軽くぶつかった。


『あっ、すみません。』



っていうか貝木だった。


先輩だと思ったのか、さっきと違って謙虚な口調だった。



・・・


広翔は下を向いた貝木の顔を確認した。



「久しぶり。貝木。」


先に声を掛けたのは広翔の方だった。




・・・・・



『っえ? あれっ? えっ? 広翔? それに桐生じゃん。』


変な間と、びっくりした顔は思わず笑ってしまいそうだった。

やはり、入学時はわかってなかったようだ。



「覚えてるか? 本当に久しぶりかもな。」


広翔は笑った。

感想よろしくお願いいたします。

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