表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SAS  作者: 洗濯バサミ
24/37

第二十一話




「天野邦治。あなたの父であり、わたしの義兄にあたる人よ」





――――――――




 自分の部屋ベッドに座りながら、時計の針が狂いなく進むのを、意味もなく眺める。さっき理事長と交わした会話が頭を離れない。


 理事長室から出た後、殺翁たちと別れて自分の部屋に戻った。三人共心配そうな顔をしていたが、わたしがひとりになりたいことを察して、いつもどおりに接してくれた。そんなさりげない優しさに目頭が熱くなるくらい、わたしは動揺しているようだ。


 再び蘇りそうになる“記憶”の波を、目をきつく閉じることでなんとか押しとどめる。


「はぁ・・・」


 思わず漏れた深いため息が、静まり返った部屋に吸い込まれるように消える。


 以前のように意識を失いかけなかったことに安心した。これも、さっきの決断のおかげだろうか。理由が何にせよ、いつまでも殺翁たちに頼るわけにはいかない。きっとみんな気にするなと言うだろうけど、自分で耐えられるようにならなければいけない。みんなを・・・大切な人を失わない為に、そして自分自身の決断に責任を持つために。




――――――――




『天野邦治。あなたの父であり、わたしの義兄にあたる人よ』

『そ、れは・・・どういう』


 自分でも情けないほど、声が震える。 


『あなたは今まで、自分の両親のことを何も知らなかったでしょう?』

『そ、そんなことありません。顔も・・・声だってちゃんと』


 忘れるわけがない。あのむくもりをもう一度味わえるなら、どんなことでもするというのに。


『そういうことではないわ。あなたも、あなたの両親が暗殺者だったことは、気がついているでしょう?』

『・・・・・・』


 理事長の目を見ていられなくて、無言で俯く。


『あなたの両親がなぜ狙われたのか、どんな人生を送ってきたのか。教えてあげるわ』


 ゆっくりと顔を上げ、真剣な表情の理事長の顔を見つめると、少し冷静な気持ちになった。


 あぁ・・・、そうだ。わたしは知らなければならない。向き合わなければならない。自分と、その両親の過去。それは消したくても、消せないのだから。


『・・・条件はなんですか』


 震えのなくなったわたしの声を聞いて、理事長は安心したように微笑んだ。


『あら、話が早いわね。・・・そうね、今回のテストで一位を獲ったら、話してあげるわ』


 今考えたような顔をしているが、今回のテストを始める時にすでに決めていたに違いない。


 謎めいた笑みを浮かべる理事長に向かって、ぎこちなさが残る顔で微笑む。




『獲ってみせますよ、一位。・・・初めからそのつもりですから』


何か、話が進んでなくてごめんなさい。

テストが全然始まりませんね・・・。

次の話ではやっとテストが始められそうです。・・・ぐだぐだですみません。



小説に全く関係ありませんが、第一希望の高校に合格できました!

受験も終わったので・・・前よりは早く書けるかも・・・しれない、です。


読んでくださっている方、感想や評価をしてくださっている方、本当にありがとうございます!!

人に読んでもらうということが、こんなに嬉しいことなんだなあと、実感しました。

これからも頑張っていきますので、よろしければ、これからもよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ