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祈・願・蟲・禁

「禁」

禁忌を犯してはならない

禁忌が禁忌でなくなってしまうからだ





「終焉」

取り戻せない物――――――――――

―――――――命、時間、あなたの心





「蟲」

あなたの愛は夜空に真円を描く 月に似ている

俺の愛は地を這いずり回る 蟲に似ている





「白」

清純清楚清廉清心清浄無垢

誰も彼女に触れてはならない





「獅子」

私は貴方を蹂躙する

只々唯々繰り返し

獅子が兎を狩るが如く 


私は貴方を蹂躙したい

只々唯々繰り返し

兎が獅子に向かうが如く

震える私に気付く迄





「狼」

一匹狼が好きだった

全てを拒絶する孤高が誇らしげに思えた

だけど本当は

一人になるのは弱いから





「優」

神様神様お願いです

どうか世界を優しさで

満たしてあげて下さいな

優しい優しい世界の真ん中で

私はナイフを振り回す 


私がナイフを振り回すのは自分の弱さの所為

私が世界を優しさで満たしたいと願うのは

全てあなたのため





「騎士」

守りたい物――貴女

壊したい物――貴女を取り巻く全て





「反逆」

蟻の如くに踏み潰される

弱者の屍を積み上げる

天を貫く屍の塔

いつか神に届く迄






「リボン」

貴女の銃弾は神の断罪の様に私を砕き

貴女のリボンが恋人の抱擁の様に私を繋ぎ止める

いつかリボンは解かれて

私の心はバラバラに





「銃」

気品に満ちた君に恋している

汚辱に塗れた君を愛している

崩れ落ちた君を見て、感傷に浸る

そんな資格は、無いのだけれど





「我儘」

貴女の美しさは何者も穢せず

貴女の華憐は何者も踏み躙る事が出来ない

灰色の世界から連れ出してくれた貴女に

愛して欲しいとは言えないけれど

愛した貴女には幸せになって欲しいと願う

けれど同時に

誰も手が届かない存在であって欲しいとも思ってしまう

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