【沖縄応援】黒糖を食う【日本応援】
さとうきび畑。 風に揺れる緑の葉の裏には、農家たちの汗と、島の人々の暮らしが幾重にも織り込まれている
だが、色々な事情があって沖縄の黒糖の売上が減少したのだ
「日本の味を、地域の営みは大事だ」
沖縄の黒糖製造会社へ資金を投じたのだ。
小さな支援、だがこれも沖縄の未来、そして日本全体の多様な食文化を守るための「投資」ともいえた
そしてもらった黒糖。
沖縄の太陽と豊かな大地、そして職人たちの手仕事が生み出した、命の結晶――黒糖を今日も食べる。
黒くてゴツゴツとした塊を一つ手に取り、そのまま口へと運んだ。
カリッ、そしてホロリ。
口に入れると、角の取れた優しい甘みが、まるで波のように全身へ広がっていく。 精製された白砂糖の甘さとは趣が異なる。わずかに仄かな大地の温もりそのものだった。
「……うまい」
声が漏れた。 ただの糖分ではない。これは、沖縄の風土、サトウキビを育てる農家たちの誇り、そして日本という国が持つ文化の深みそのものだ。 一口噛みしめるごとに、体の芯からエネルギーが満ちていくのがわかる。
「もう一つ……いや、もっとだ」
次々と黒糖を口に放り込む。 野性的で、古風な食べ方かもしれない。だが、現代人が忘れかけていた「素材をそのまま味わう贅沢」がそこにはあった。
甘さが広がる。 サトウキびの豊かな香りが鼻を抜ける。 沖縄の青い空と海が、目の前に鮮やかに蘇るような気がした。
「日本の味は、こういう地方の営みでできているんだな」
一片を飲み込み、悠弥は深く息をついた。 心も体も、すっかり満たされていた。
日本応援、沖縄応援
地方を応援する。日本を支える。




