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あの後俺はすぐに帰るため、教室にカバンを取りに戻ってきていた。
教室の中は、HRが終わった後だというのにまだ帰っていない生徒の方が多く「この後何処に遊びに行く?」などそんな話で盛り上がっていた。
とくに俺に関係のない話なのでカバンを持ってそのまま教室をあとにしようとする。
すると、
「おーい、ゆっう~!」
大きい声で俺を呼んでいる女の子がドアの前にいた。
彼女は、桜木陽菜。俺の小さいころからの知り合い。つまりは幼なじみだ。
髪型はショートの銀髪。顔立ちは学年トップと言われているぐらい綺麗だ。
そして数少ない俺の過去を知っている人物の一人だ。
こんな美少女が大きい声を出すのだからクラスの人達の視線が集まる。
「告白また断ったんでしょー!一緒帰ろー!」
陽菜のその一言で集まった視線のいくつかは殺気を放った。
まるで「なんであんなやつが告白断ってんだよ」的なことを言われているみたいだ。
そう、俺の幼なじみは空気を読むことが苦手なのだ。
告白といい、クラスの人から殺気を浴びせられるといい今日はやたらと疲れる出来事がおきる。
もう一度言おう。勘弁して、、
読んでくださってありがとうございます。
見てくれる人いたらちょくちょくあげます。