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「で? なんで私を連れていったのよ?」


地下と思わしき場所から出てまた裏路地に戻ってきた。


「あなたに妖怪殺しを手伝って欲しいのです」

「どうやって手伝うのよ、私戦う力なんかこの物騒な

妖怪には効かなそうな拳銃しか持ってないわよ?」

「僕…いや俺が妖怪を殺します、その後があなたの出番です。」


彼女は待ってくれている後輩のことを思い出したが、

この少年に従わないと真っ二つにされそうなので

ここは少年について行くことにした。


「聞くのを忘れていました。 あなたの名は?」

「宮森 美沙希よ。」


-1時間後-


(ここが、妖怪の住む山…? 確かに異様な雰囲気ね…)


霊感がない彼女にもここがどうゆう山なのかがすぐわかった。


(きっとこの傷… 呪印のせいね。)

「ショウ君、この山にはなんの妖怪が住んでるの?」

「この山にはー」

ガルァァァァァァ


その瞬間耳を破壊するような、山自体が崩れるような轟音が

鳴り響いた。


「っ…!?」

「くっ…! 来ます!」


豪快な足音をたて、木々をなぎ倒しながら角を生やした

赤い巨人がやってきた。


「なんなの…? あれ…」

「鬼です! 最近は暴れていなかったのに、最近になって

暴れだしたんです!」


「ニンゲンユルサナイ… オレノイキルタメノスベテヲコロシタ」


鬼の言葉と眼は紅く憎悪に満ち溢れていた。


(あの眼見た事あるー)

「危ない!!」


気づいた時には、彼女の目の前に金棒が振り下ろされていた。


キュイン


その金棒は彼女の前方にはられた、透明のガラスのような盾に

弾かれていた。


「…何?」

「間一髪でオーブが護ってくれましたね… 俺がつけて

おいたんです」


彼女の周りに白いぼんやりとしたたまが無数に飛んでいた。


(この子達が護ってくれたのね…)


「こいつは俺が相手します。下がっていてください。」


そう言うと少年は鞘から太刀を取り出し、構えた。

その格好は何度見ても似合わないが、何故かかっこよくも

見えた。


「行きますよ… 鬼さん」

「コロス コロス」


先に攻撃を仕掛けたのは鬼だった。


(危ない!!)


振り下ろされた先には誰もいなかった。

少年は既に鬼の後ろに回り込んでいた。


「一撃で仕留めます。」


少年は瞑想し集中力を高め、鞘に太刀を収めた。


「春の七草 薺 居合」


刹那、もう鬼は横たわっていた。

少年の鞘から太刀を抜いた様子は見られなかった。


(どんな早業なの…?)

「鬼は仕留めましたあなたの出番です、鬼に右手で触れて

ください。」

「なんで?」

「触れると分かります。」


彼女は少年の命令通りに恐る恐る鬼の死体に触れた。

触れると鬼の死体は光って、無数の白い玉となり、

全て右手の呪印に吸い込まれていった。

その瞬間、彼女の脳に何かの記憶が流れ込んできた。


(あぁ…そうゆうことか…)

「美沙希さん、涙が…」

「えっ?」


彼女が気づかないうちに目から涙が出ていた。

読んでくれてありがとうございます!!

頑張って必殺技作って見ましたけど、今回もあまり上手くいかなかった気がします…(/;ω;\)

次はもうちょい語彙力頑張ってみますので次回もよろしくお願いします!


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