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妖魔の殺し屋

「僕と一緒に来てください。来ないのなら…斬ります」

「…は?」


予想外のダブルボディブローで彼女は頭が真っ白になった

先に入った少年が後ろにいた事と「斬ります」という大胆かつ理不尽な殺害予告だ


「ゆっくりこっちを向いてください」


言われた通りに振り返ることしか出来なかったが、

その足は、恐怖で震えていた

振り返ると小学生くらいの少年が立っていた

だが、その少年の片手には彼の身長よりも大きいその可愛らしい

顔と小さい体には似合わない太刀が握られていた

きっとこの姿を戦国武将が見ても驚くだろう


「もう一度言いますが、僕と一緒に来てもらいます」

「な、なんでなの?」

「それは後で言います、とりあえず来てください」


少年は太刀を背負った鞘に収め、彼女に裏路地の奥に進むように命令した

彼女はここで少年を確保しようとも考えたが、あんなに大きく重そうな太刀を軽々片手で持つような人間に勝てるわけないと思いとどまった


「ここです」


少年が指を指しているのはただの壁だった

この少年は何をみてるのか、精神異常を疑うレベルだ

まあもう肉体に異常が見られるのだが


「ここ? 何もないじゃない」


そう言い少年の方を向いた瞬間


景色が変わった


彼女が周りを見渡した

そこは地下室のような場所で、壁や柱が全てコンクリートだ

面積は学校の体育館ぐらい広く、高さはオフィス並だった

彼女はありえない出来事に私まで精神がおかしくなってしまったのではないだろうかと思った


「師匠、今帰りました」


隣に少年がいるとは思わなかったので少し体がはねてしまった

そして、その少年の目線の先には白い髭を生やした不思議なオーラを放つ老人が座っていた


「あぁ… 君か… 酒呑の呪印を持つものは…」

(呪印? あっ…)


呪印という言葉には心当たりがあった

この右手にある傷

彼女は老人にその傷を見せた


「これですか?」

「あぁそれじゃ。 すまんかったな驚かせてしまって。 わしは

泉こいつの師で、元妖魔の殺し屋じゃ」

「僕は花香里 ショウ。 現妖魔の殺し屋です」


(きっととんでもない奴らに絡まれてしまったのね…)


彼女は人生で1番のため息をつき、この状況を飲み混んだ

読んでくださりありがとうございます!

アドバイスがありましたら是非お願い致します!

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