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13.『マタタビ』

ブックマーク、感想、ありがとうございます。

※加筆

12.猫耳の少女

少女が、勉強もしていたことを書き忘れていました。

良かったら確認してください。

  亜人は、長年に亘り差別の対象として、迫害され続けていた。


  よって、現国王が憲法として、亜人の人権を定めたのだが、今更、人々に根付いた差別意識は、払拭されることも無く、忌避され続けている。


  そんな、まだ同い年くらいの、猫耳少女が経営する宿に、イヴがなんの躊躇もなく入っていけるのは、元、魔王と勇者には、差別意識が無く、亜人は決して醜いものではない、差別するような奴に堕ちるなと、忠告されてきたからだ。


  チリィン、ドアが開くとベルが、小気味いい音を響かせる。


  『マタタビ』を経営する若女将、ミレアは夕食の下準備をしながら、ため息をつく。


  またか……。

  最近は、人も訪れないのにここを、宿として居座るミレアを良く思わない連中が、この土地を買い取ろうとする。

  そうすればミレアの居場所は無くなるわけで。

  そんな事を言うと、下卑た視線で、雇ってやるだの、体で払えだの言ってくるわけで。


  そうなれば、問答無用でミレアの魔法が炸裂する。

  別に威力は必要ない。()()()()()()()使()()()ということを見せれば良い。

  そうすれば、大抵は、獣人が魔法を使えることに混乱し、恐怖しながらかえっていく。


  それがそのまま、噂で広まれば、ミレアの元へ人が訪れることはなくなる。

  ミレアは自分で魔物を倒せるし、料理もできるので、ぶっちゃけこの宿も無くていいのだが、安眠には必須なので、死守している。

  けれど、そんなミレアの話も、鼻で笑われて錯覚で片付けられるので意味を為さない。


  めんどくさいなぁ〜。


  そんな心境で玄関へ行けば、同い年くらいの男の子がいるのだから拍子抜け。

 

  でもこんな所に何をしに来たのだろう?


  宿としてやってきたものの、今まで人が来たことが無いので、そもそもここが宿だということをミレアは忘れていた。


  「ここ、泊まりたいんだけど。」


  ミレアは一瞬、ぼーっとしつつも、すぐに我に返り対応する。


  「1人でいい?ご飯は付ける?どれくらい泊まる?」

  「ご飯は、朝と夜はお願いしようかな。えーと、取り敢えず10日くらいでお願い」


  接客などした事がないのと、お互い年が近そうなのもあって、口調は砕けている。


  「わかったよ。じゃあ、ご飯は朝と夜で、10日ね。

  他にはない?えー……、そう言えば名前聞いてなかったね」

  「あ、レイヴィルだよ。あぁ、でもイヴの方が良いかな?イヴでよろしく!」

  「うぅ、じゃあこっちがレイヴィルっと。よろしく、イヴ!ミレアだよ!」


  そう言って、ミレアは何かを紙に書く。宿泊内容だろう。


  「じゃあ、宿泊料が10日分で2万ジル。食事代も合わせたら3万ジルね。他にはない?」


  そうだ、といいイヴが一瞬出ていき、今度は鳥を連れてきた。


  「不死鳥のフェニーだよ。この子も一緒にいい?」

  「へぇ、不死鳥。久しぶりに見るなぁ。」

 

  ミレアはミレアはそう言い、フェニーの宿泊も許可した。ちなみに、代金は上がらない。


  そして、イヴがお金を払っているうちに、ミレアとフェニーは仲良く戯れていた。

  イヴはお金を、出したのに「置いといてぇ」で片付けられてしまう。


  それからしばらく、久方ぶりの旧友のように、ミレアとフェニーは戯れていた。


  「あははは!」「キュッ、キュゥウ!」

 

  猫耳少女と不死鳥が楽しそうにしている中、少年は一人、置いてけぼりになっている。


 

 


 


 


 

 

 

遅くなりましたが、『11.討論 トカゲVSドラゴン』から文章を変えています。

読みづらいなぁ、など感じましたら、感想をお寄せください。

今後、作品を書く上での指針になります。


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つまらない!という方も、感想で御指摘くださればありがたいです。


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