砂の裸体⑵
恋をしたときから肉体関係になったまでの気持ちの変化。青春時代は心の恋を選ぶのか、プラットニックなど古い、そんなことはないと思いながら書いてみました。
裸体とはありのままの姿。君を裸体にするには、まとった衣服を、リンゴの皮のように剝いて行かなくてはならない。あるいは君自身が脱いでいけばよい。どちらにしても君は裸になれる。でも僕にしてみれば、君が脱いでくれたほうが、君の美しさを感じるだろう。でも、もしかすると、僕が剥いでいけば、興奮度は高まるだろう。君はそれを望んでいたとしても、きっと抵抗するだろう。恥じらう気持ち、それが3度目4度目となると。僕も君も随分と変わってしまった、。(時間がもったいない)行為そのものが目的になっていた。わくわくした時を失い、当たり前のような楽しみ方は、心と体が少しづつ乖離していくようだった。その時間は、動物の姿でいいのだと僕も感じた。(下手ね)君がそんなことを言った時、僕は経験豊富な君に馬鹿にされたように感じた。僕は君が初めてだった。君のやさしさが欲しかった。もちろん結ばれることも望んでいた。良い彼女が欲しいと思いながら君に巡り合いながら、僕は劣等感を感じてしまった。君だけに言ってほしくはなかった。あの言葉は下品な言葉だ。でも僕は君が好きだと叫びたい。そして君が僕から離れていくことの不安から逃れたい。君も僕も平等、だから君も喜びを分かち合いたいのは分かるが、あの下品な言葉は止めてほしい。
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