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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
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84 騎兵襲来

ふと、エリアは違和感を感じた。


虫の知らせとでも言うべきか。


とにかく、言い表せない不快感をつい先ほどから抱いていた。


“何だ?この感じは…誰かに見られている?獣……いや、違う!これは!”


「隊長!」


「んあ?」


突如大声を上げたエリアに、グレンは視線を向けようとした。


その時


グレン正面の坂から騎兵が駆け下りて来た。


後続に十数騎はいる。


並の人間ならば、対処はおろか避ける事すら困難なタイミングだった。


だがグレンは、即座に腰に下げた斧を抜くと、僅かに敵の突撃進路から体を反らし、全力で馬の胸部


に刃を叩き込んだ。


「うばっは…!」


まさか歩兵が、真っ正面から騎馬を一撃で潰すなど、予想だにしなかったのだろう。


馬を潰された敵兵は、大きく宙に跳ね上がり、そのままロクに受け身を取れず、まともに地面へと


叩きつけられた。


「正面より敵襲!敵は正面上方!騎兵が駆け下りて来るぞ!複数で側面から馬を潰せ!」


グレンは直ちに配下の兵に指示を飛ばした。


「オオッ!」


精鋭揃いのグレン中隊は、即座に行動に移る。



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