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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
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80 選抜偵察隊

小隊長達は一斉に声の主を見る。


「隊長自ら行くには性急過ぎじゃないのが?グレンさんよ」


まずガランが制止する。


「作戦計画は最終的には俺が立てる。なら端っから自分の目で確かめた方が早くて確実だ。」


「それはそうだが隊長、どんな相手だが分からん以上、指揮官を危険に晒すのは俺は反対だ。」


続いてヴォルゲンが難色を示す。


「危険なのは誰が行こうが同じだ。いずれ戦う以上は早いか遅いか…違いはその程度さね」


「いや、その為に僕らの“偵察小隊”が在るんですが?」


「お前らも行くだよ、何言ってんだ?…あれエリアお前カバン買い替えたのか?」


「何だ…ああはい、高かったんですよこれ。」


「金有るなあ…」


元は自分の金だか、グレンは当然知る由も無い。


「では、いつ行きますか?」


制止は諦めたのか、ヴィクトルが尋ねるもの


「早けや早い方が良いわな…今夜だな。」


「急で支度します。」


「いや…お前は待機だそエレナ…色々作業があるからな」


エレナに対して何か身の危険を覚えるグレン。


「まあいいや、今から呼ぶ奴は残れ。作戦会議はそいつらだけで続けるから、他の衆は解散だ。」


呼ばれた者、呼ばれなかった者。


何れも次の戦いに備えての準備に掛かるために動き出すのだった。


光が丘に行きたい。

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