表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第四章 亡霊少女
54/137

52 主亡き家の守人

「若様、お久しぶりでございます」


「やめて?大分前から若様じゃないから、当主だから」


「ああ、申し訳ありません若様」


「・・・」




グレンは、父の屋敷を管理している老夫婦と挨拶を交わしていた。


「無駄にでかい屋敷ですね」


「ご飯は?」


「お前ら住人と主を無視して勝手に家捜しすんじゃねえ!バカ!」


「あの、若様・・・こちらの方々は?」


「不審者」


「ひどい」


「ひどい」


「・・・残念ながら俺の部下だよ、こっちの金髪パープリンが」


「エリア・シュナイダーと申します。グレン中隊長の小隊を預かっております」


「・・・」


「食ってねえで、テメエもなんか言えや!」


「アイラ・ベルゴール」


つっけんどんな態度にグレンは手に持つナイフに力が籠もる。


「隊長、そんなナイフじゃアイラには返り討ちですよ」


「お前はちょっと黙って食おうか、エリア君」


グレンが持つナイフは、完全に折れ曲がり使い物にならなくなってしまった。


「はははっ・・・仲が宜しいようで」


「舐められてるだけだよ・・・」


賑やかな食事が続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ