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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第四章 亡霊少女
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51 亡父の故郷

誤字、脱字、御指摘、感想 等もらえると嬉しいです。

報告より三日後、第六十大隊は暫くの休暇となった。


最後に持って行ったクロード第五中隊以外は、それなりの被害を受けていた為、立て直しが必要だったからだ。


最も、それは表向きの理由であり、実際には今回の城塞陥落の立役者となった彼らへのご褒美である。




グレンは、亡父の故郷へと向かった。


元々彼は亡母の故郷にて生まれ育ったのだが、開戦時にそこを侵攻され追われたのだ。


“何年ぶりだっけか・・・”


この地の士官学校卒業以降は一度も訪れていない。


“5年は経つか・・・”


物思いに耽っていたグレンだが・・・


「隊長」


「・・・」


「隊長」


現実が迫って来た。


「何だ・・・」


「後どのぐらいなの」


「呼んでもねえのにうるせえな、本営帰れば?」


「隊長、ひどい」


「うぜえ・・・」


なぜが帰省(?)に着いてくるエリアとアイラ。


事の発端は、エリアが会話の流れでアイラにあることを伝えてしまったからだ。




“隊長の帰省先、肉料理が名物らしいですよ”


“行こう”




「いや~すみません隊長。つい、うっかり口がすべっちゃいました~」


「よりうぜえ・・・」


「まあまあ!旅は道連れ世は情けって言うじゃないですか?」


「お前らと個人的な付き合いはしたかねえよ」


「隊長、まだ?」


「あ~!うるせえ、あと半日ありゃ着くわ!大人しくして!」


騒がしい旅は続く・・・

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