表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第三章 山岳城塞奪還戦
41/137

40 “戦闘龍”グレンVS“鉄血の”ボルゾフ

40話到達です。


とりあえず、50話目指して頑張ります。


宜しくお願いします。

城塞内に重い打撃音が響き渡る。


“鉄血の”ボルゾフの巨大な戦斧より繰り出される斬撃は、確実にグレンを捉えていた。


グレンは右腕に構える大楯でそれらを防ぐが、攻勢には出られない。


傍目に見れば、グレンが一方的に押されているように見えるだろう。




「ヴォルゲンさん・・・大丈夫何ですか隊長は・・・完全に押されていますが」


「問題無い、隊長は一発もまともには食らっていないからな」


「いや、あんなのを何発もやられたら、いくら隊長でも・・・」


「静かに、見ていろ」


「・・・はい」




ヴォルゲンの言った通り、グレンは的確に斬撃を受け流し、反撃の機会を伺っていた。


ボルゾフの斬撃は、一撃一撃が並みの盾や甲冑なら一瞬で破砕される威力があるが、グレンの武具はそうは為らなかった。


怪力のグレンに合わせて造られたその鎧兜は、まともな鉄の厚さではない。


斧も、盾も、グレン専用の特注品だ。




無論第一には、グレン自身の鍛えられた武力によるものである。




「どうした“戦闘龍”!!受けてばかりか!?それでは私を討つ事など出来んぞ!!」


あまりに打ってこないグレンに、しびれを切らしたボルゾフが叫ぶ。


「・・・・・・」


グレンが何かを口にしたが、ボルゾフには聞き取れなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ