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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第三章 山岳城塞奪還戦
36/137

35 戦闘龍グレン②

次の日曜日、休出

グレンが帝国守備兵と戦闘状態に入った。


一様にグレンを討とうと、死に物狂いで向かって来る敵を、左腕に構えた斧で一方的に切り続ける。


戦闘開始の僅かな時間で、グレンの周囲は血の海になった。


グレンが切った敵は、うめき声すら出さない。


全員が即死している。


赤い隊旗をさらに紅く染め上げる、その苛烈かつ無慈悲な戦い振りから、いつしか彼は‘戦闘龍’と呼ばれるようになる。


「囲え!囲い殺せェ!」


「口だけ動かさんでさっさと殺れや!」


「ぼばっ!」


「邪魔じゃボケェ!」


「あぐっ!」


「くたばれやァ!!」


「げごっ!」


指示を出している兵を、集中的に狙い打ちするグレン隊の隊員達。


グレンに付いて先陣を切った者は百人程度だが、十倍以上の敵を前にしても全く引けを取らない。


「はっはっァ!隊長!いい感じっスねェ!」


「カイザー、油断しねぇで切りまくれ!ヴォルゲンが来たら締めに掛かるぞ!」


「ウス!」




さて、グレンの反対側に切り込むアイラはどうなっているのだろうか?




今回からカクヨムにも載せています。

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